バレーボール

群を抜く両チーム最多32得点も…、バレー男子キャプテン石川祐希が涙「僕が最後1本決めれずに…」チームメイトには「感謝の気持ちでいっぱい」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.06

アレッサンドロ・ミキエレットが決めたイタリア最多得点24をはるかに超え、両チーム最多の32得点をマークした石川。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影) 

 現地8月5日、パリ五輪バレー男子の準々決勝が行なわれ、日本代表がイタリア代表と対戦。第1、第2セットを先取したものの、残りの3セットを奪われてセットカウント2ー3(25-20、25-23、25-27、24-26、15-17)と逆転負けを喫した。1976年のモントリオール大会以来48年ぶりのベスト4入りはかなわず、1972年のミュンヘン大会以来52年ぶりのメダルの夢が散ってしまった。

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 両チームで群を抜く最多32得点を挙げた、キャプテンの石川祐希は涙を浮かべながら、「勝つチャンスを持っていながらも、僕が最後1本決めれずに、このような結果になってしまったので、非常に責任を感じています」とイタリア戦を振り返った。
 
 続けて、「メダルを獲るとずっと言い続けてきて、この結果なので、それは強くしっかりと受け止めなければいけないと思います。このみんなで作ってきた集大成が、こういう結果に終わってしまったので、キャプテンとして力不足だったなと思いますし、ひとりのエースとしても力不足だったと感じています」と口にした。

 試合後の円陣では、「みんなに"ありがとう"と」伝えた石川は、「やっぱり最高のチームだったと思います。結果が伴わなかったですけど、みんなベストプレーを出してくれたと思いますし、そこに僕が最後、1点取って結果を出すことができなかったので、みんなに申し訳ない気持ちと、ここまでついてきてくれてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです」と振り絞った。

構成●THE DIGEST編集部

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