バレーボール

「終わったと思った」19得点のイタリア・ロマノ、日本戦の“大逆転劇”に驚愕「自分たちが何をやったのか分からないし、まったく信じられない」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.06

ロマノ(16番)は試合後に「日本は、とくに守備が素晴らしかった」と語った。(C)Getty Images

 現地8月5日にパリ五輪バレー男子準決勝が行なわれ、日本代表とイタリア代表が対戦。日本が2セットを先取しながら、第3、第4、第5セットを奪い返したイタリアが逆転勝利を収めた。

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 日本が4度のマッチポイントを迎えても、イタリアはあと1点を許さずに崖っぷちで踏ん張った。奪った3つのセットは、いずれもデュースを制したものだった。

 19得点を決めたオポジットのユーリ・ロマノは試合後、なぜ日本に勝てたのか理解が追いついていないようだった。伊放送局『Sky Italia』によると、「終わったと思った。自分たちが何をやったのか分からないし、まったく信じられない。僕たちはどうやって立ち直ったんだろう」と語った。
 
 さらにロマノは、「日本戦は厳しい試合になると分かっていた。でもここまでとは思っていなかったね。日本はとくに守備が素晴らしかった。とんでもないクオリティーを発揮していたね。攻撃だってパワフルだったし、日本の攻守に苦しんだのは間違いない」と日本のプレーを称えた。

 続けて、「自分たちは最後まであきらめなかったし、団結していた。どうにかして結果を持ち帰ろうと思っていたよ」と振り返り、「準決勝に向けて、できるだけ休む必要がある。また大一番になるだろうからね」と、開催国フランスと戦う準決勝を見据えた。

構成●THE DIGEST編集部

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