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「優等生のイメージだったのに...」大麻製品所持で関学大アメフト部員が無期限代表資格停止。ファンからは落胆の声「全体がダメだと思われる」「日大の件があるのに迂闊すぎる」

THE DIGEST編集部

2024.08.30

甲子園ボウル優勝史上最多34回を誇る超名門の関学大ファイターズ。写真:西村尚己/アフロスポーツ

 日本アメリカンフットボール協会は8月30日、U20日本代表としてカナダ遠征に赴いていた関西学院大アメフト部員5人について、大麻含有製品とみられる物質の所持・使用など重大な規律違反があったとして、日本代表選抜資格処分、所属大学への活動停止、または対外試合出場停止を勧告したと発表した。

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 同協会公式HPの発表によると、選手1人については、6月19日~7月2日にかけて行なったカナダ遠征で大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持・使用したことを理由に、日本代表に選抜される資格を無期限停止し、無期限活動停止を大学に勧告した。他の4選手についてはその他の規律違反が認められたとし、日本代表選抜資格停止(2年間1人、1年間3人)かつ厳重注意とし、うち1人についてはさらに6か月間の対外試合出場停止を大学に勧告したという。

 学生アメフトでは2018年に日本大フェニックスと関学大の定期戦において、日大のディフェンスライン選手が関学大のクオーターバック選手に危険タックルをしたとして関東学生アメリカンフットボール連盟から同部に年度内の活動停止処分が下った。ほか、2022年には同志社大ワイルドローバーの部員が暴行事件で逮捕され、同校は同部の無期限活動休止を発表。2023年には日大アメフト部の寮内で覚せい剤と大麻が発見され、複数の部員が逮捕された事態を受け同校は同部の無期限活動休止を発表、その後廃部が決定するなど名門校での不祥事が相次いでいた。

 今回のカナダ遠征で日本代表はU20の世界選手権に出場。準決勝ではアメリカ代表に41-20で勝利を挙げており、国際アメリカンフットボール連盟主催の国際試合で日本代表史上初のアメリカ代表戦勝利という快挙を成し遂げていた。

 西の超名門校の部員に下った今回の処分を巡ってはファンから落胆の声が挙がった。

「優等生のイメージがあったのに関学もか...」
「東の日大と西の関学、両方ダメならアメフト全体がダメだと思われるぞ」
「日大の件があるのに迂闊すぎる...」
「代表遠征中とはいえ5人も処分者が出るのは異常」
「これは指導者の責任も大きいと思う」

 在カナダ日本大使館のHPによると、日本の大麻取締法では大麻及びその製品を所持した場合にはそれが国外であった場合でも処罰されることがあると紹介されており、国外であっても大麻には手を出さないように注意喚起している。

構成●THE DIGEST編集部

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