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モータースポーツ

【F1】もはや余裕がない絶対王者レッドブルがファン公募リバリーの採用を“中止”、重量増嫌ったか...一方でメルセデスとRBは予定通り実施

THE DIGEST編集部

2024.09.19

追い詰められたレッドブルのチーム代表ホーナー氏。(C)Getty Images

追い詰められたレッドブルのチーム代表ホーナー氏。(C)Getty Images

 F1レッドブルは次戦シンガポールGP、その翌戦のアメリカGPで実施予定だったスペシャルデザインのリバリーを採用する企画を急遽中止した。アゼルバイジャンGPでコンストラクターズランキング首位から陥落したチームは重量増によるパフォーマンス低下を嫌ったとみられる。

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 ファンから公募で集まったデザインを実際にマシンにカラーリングする『REBL CUSTOMS』。今季はイギリスGPで塗装を施しており、昨季もアメリカ3戦で実施。追加の塗料によって重量増が危惧されており、特にシンガポールのような超低速からの加速が頻繁に必要なコースではその影響が大きくなる。

 一方でアゼルバイジャンGPでジョージ・ラッセルが表彰台を獲得したメルセデスはシンガポールGPでタイトルスポンサーのペトロナス創立50周年を記念しておなじみのシルバーアローからエメラルドグリーンにマシンのカラーリングを変更。また、レッドブルの姉妹チームRBも同グランプリでチームスポンサーの「Hugo」がデザインしたデニム柄のリバリーが施されるという。

 レッドブルの場合、スポンサーとのプロジェクトではないため、中止が容易であったという事情があった。しかし他の“レース屋”と比べてプロモーションを重視してきた絶対王者らしくない、余裕のない姿からは焦りとチャンピオンへの執念が垣間見える。

構成●THE DIGEST編集部

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