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格闘技・プロレス

「パッキャオからオファーは貰っている」“悪童”マクレガーがボクシング界への本格転向の可能性を示唆

THE DIGEST編集部

2020.01.15

経験の薄さを露呈してメイウェザーに敗れ去ったマクレガーは、ボクシングへの再チャレンジを希望している。 (C) Getty Images

経験の薄さを露呈してメイウェザーに敗れ去ったマクレガーは、ボクシングへの再チャレンジを希望している。 (C) Getty Images

『The Money Fight(金の戦い)』と呼ばれた一戦が再び日の目をみるかもしれない。

 現地時間1月14日、アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』のインタビューで、総合格闘技界のスーパースターであるコナー・マクレガーが、ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)との再戦を熱望した。

 それは文字通りのビッグマッチだった。2017年8月、マクレガーとメイウェザーはラスベガスで拳を交えた。双方に支払われたファイトマネーの総額だけでも3億7500万ドル(約412億円)とも言われた戦いは、ボクシングルールで行なわれたこともあり、メイウェザーがマクレガーを圧倒し、10回TKO勝ちを収めていた。

 それから3年の時が流れ、敗者となったマクレガーが、メイウェザーへ挑戦状を叩きつけたのである。『ESPN』のインタビューで、「俺はフロイドともう一度やりたい」と言い放っている。

「フロイドは再戦するべきだと思う。あいつも俺との戦いを望んでいると思う。実際、あの試合での俺は驚異的だった。敗因となったのは、俺がフィリーシェル・スタイル(L字ガード。ボクシングの型)への準備しかしていなかったからだ。今は、俺のボクシングのコーチからあらゆることを学んでいる」
 
 さらに31歳のアイルランド人ファイターは、当時の契約内容についても、驚きのコメントを残している。

「リマッチとなった時には俺はフロイドを倒していた。あの時も、実は俺たちはボクシングをやったあとに、MMA(総合格闘技)ルールでやることになっていたんだ。契約書は残っていないけど、口頭合意はしていた」

 ただ、マクレガーは「あいつが言っているようにMMAの試合は実現しないだろう。だからこっちも要求はしない」と語ったうえで、こう続けている。

「ボクシングはやりたいんだ。あいつと再戦することになれば、良い試合になるはずだ。マニー・パッキャオとも戦う話は来ているんだ。すでにオファーは貰っている。あらゆる可能性はあると思っていてほしい。とにかく俺は世界ボクシングでタイトルが獲りたいんだよ」

 メイウェザーとの再戦だけでなく、“偉人”パッキャオとの対決も明言したマクレガー。現地時間1月18日にドナルド・セローニとUFCでの復帰戦に臨む男は、この先、ボクシング界への本格転向をするかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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