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「三つ巴の戦いが激化するだろう」 F1残り6戦での角田裕毅、ペレス、ローソンによるシート争いに専門メディアが注目! 鍵を握るレッドブルの将来の戦略

THE DIGEST編集部

2024.10.15

残り6レース、角田の走りから目が離せない。(C)Getty Images

残り6レース、角田の走りから目が離せない。(C)Getty Images

 F1は第18戦シンガポール・グランプリから1か月が経ち、今週末にはアメリカ・テキサス州オースティン郊外の「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」で再開される。

 残り6戦となった今季、当初はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが過去数シーズン同様に独走していたが、ライバルの躍進もあってこれまでの優位性が失われ、コンストラクターズランキングではマクラーレンの逆転を許し、ドライバーランキングでも首位フェルスタッペンと2位ランド・ノリスのポイント差は52と縮まるなど、近年にはなかった接戦の様相を呈してきた。

 ここからいかなるドラマが生まれるのかが興味深く、また非常に楽しみであるが、英国のF1専門メディア『GP FANS』もワールドチャンピオン争いが最大の注目点であるとして、「2021年にフェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)と前例のない激しい戦いを繰り広げて以来の本格的な王座争いとなる。才能がありながらも注目されないアウトサイダーが、確立されたトップランナーを高速マシンで追いかけるという、独特で興味深いダイナミクスが展開される」と、残りのレースに期待を寄せている。
 
 一方で、同メディアは「グリッドでは他の場所でも争いは続いており、特にアメリカでは『三つ巴の戦い』が激化するだろう」と予想。これは、セルジオ・ペレス(レッドブル)、角田裕毅、リアム・ローソン(いずれもビザ・キャッシュアップ・RB)のレッドブル・グループ3人によるバトルを指しており、彼らが争うのは、言うまでもなくフェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルのマシンを駆る権利だ。

 ペレスは2025年までの契約を結んでおり、角田もRBでF1キャリアの5年目を迎えることが決定済み。ダニエル・リカルドに代わってアメリカGPから「VCARB01」のステアリングを握るローソンは、現時点では今季残り6レースで走行することが決まっているだけで、その後のことは未定だという。

 このように異なる状況下にある3人のドライバーだが、ペレスの低迷によってレッドブルがドライバーラインアップの変更を検討しているとされ、メキシコ人ドライバーが復調してシートを守るか、今季躍進を遂げている日本人ドライバー、もしくは昨季リカルドの負傷で短期参戦した際に高い評価を得たニュージーランド人ドライバーが昇格を果たすかが、にわかに注目されるようになった。
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