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フィギュア

鍵山優真が銀、佐藤駿は銅メダルで日本勢がGPファイナルW表彰台! 世界王者マリニンが4回転ジャンプ全種類組み込む異次元構成で連覇【フィギュア】

THE DIGEST編集部

2024.12.08

GPファイナルで鍵山(左)と佐藤(右)がダブル表彰台を決めた。(C)Getty Images

GPファイナルで鍵山(左)と佐藤(右)がダブル表彰台を決めた。(C)Getty Images

 現地12月7日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルはフランス・グルノーブルで男子フリーが行なわれ、日本の鍵山優真が188.29点、合計281.78点で2位に入った。ショート4位の佐藤駿は合計270.82点で3位となり、自身初の表彰台を決め日本人選手がダブル表彰台となった。

 ショート2位発進となり、逆転での金メダルを狙った鍵山は冒頭の4回転フリップを着氷。続く4回転サルコウは2回転となってしまったが、4回転+3回転の連続トウループは降りた。大きな乱れなく滑りきり、フリートップとなる188.29点を叩き出したが、あと一歩頂点には届かず。得点を確認すると、少し悔しそうな表情を浮かべた。

 ファイナル2度目の出場となる佐藤は最初に高難度の4回転ルッツを降り、幸先の良いスタートを切る。次の4回転フリップは転倒したものの、4回転+3回転トウループの連続ジャンプは着氷した。後半もうまくまとめた安定感ある演技で184.54点をマーク。ジュニア時代から切磋琢磨する鍵山と一緒に念願の表彰台に立った。
 
 優勝したのは、昨年の世界選手権を制した米国のイリア・マリニン。ショート首位で迎えた世界王者は大技の4回転アクセルを着氷させるなど、全種類の4回転ジャンプを組み込む異次元構成に臨んだ。ただアクセルを含め、すべて回転不足になりフリーは186.69点と思ったほど得点は伸びず。それでも王者らしい圧巻の演技にスタンドはスタンディングオベーションで称えた。合計292.12点で連覇を成し遂げ、前日に女子シングルで優勝を飾ったアンバー・グレンに続き、米国勢がGPファイナルをダブル制覇した。

◇グランプリファイナル 男子シングル結果
優勝 イリア・マリニン(米国) 292.12点
2位 鍵山優真 281.78点
3位 佐藤駿 270.82点
4位 ダニエル・グラスル(イタリア) 254.96点
5位 ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) 253.75点
6位 ケビン・エイモズ(フランス) 238.63点

構成●THE DIGEST編集部 

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