格闘技・プロレス

「俺はマクレガーの意志を継ぐ」平本蓮がUFCに前代未聞の契約要求! 一方、ホワイトCEOはRIZINとの協力に前向き「ぜひやりたい」

THE DIGEST編集部

2024.12.13

平本はSNSにUFC幹部に向けて異例の契約を要求した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 日本人ファイターが直訴した"売り込み"が物議を醸している。

 今年7月、「超RIZIN.3」のメインイベントで朝倉未来にKO勝ちを収め、この試合のために作られた特別ベルト「ラストマン・スタンディング(LMS)ベルト」を腰に巻いた格闘家の平本蓮が12月8日、自身のXに世界最高峰の格闘技団体「UFC」のトップへ異例のメッセージを送り、UFCとの契約を要求した。
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 前代未聞の行動だ。平本は自身と同じくRIZINのリングで名声を築き上げた元RIZINバンタム級王者の朝倉海がUFCデビュー戦(現地7日)で、UFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)の前に2ラウンドで完敗した直後にSNSを更新。「Hey dana」と題して、UFCのCEO兼代表取締役社長のダナ・ホワイト氏へ、写真と動画つきで熱いメッセージを送った。

 平本は元UFC世界二階級制覇王者コナー・マクレガーとのツーショットや同選手が所属するジムを訪れ、一緒にトレーニングを行なった際の写真を添えたうえで、「俺は偉大なコナー・マクレガーの意志を継ぐ男だ」と自らを紹介。「俺はUFCチャンピオンになる。俺は日本で最も多くの観客を呼び込む力を持っている。俺はUFCを偉大なものにする!だから、UFCからの連絡を待っています」などと綴り、猛アピール。世界最高峰の団体へ直々に売り込んだ。
 
 26歳の日本人ファイターが起こした破天荒な行動は米メディアもキャッチしている。世界中の総合格闘技の戦績や試合、大会記録をデータベース化している米格闘専門サイト『Sherdog』は「レン・ヒラモトがUFCとの契約を呼びかけ、マクレガーの意志を継ぐと誓う」と報じた。同メディアは平本が投稿したSNSを引用したうえで、「ヒラモトは最近、UFCのCEOであるダナ・ホワイトに契約を求め、UFCの次のスーパースターになることを誓った。彼は最近、UFCと契約したばかりのカイ・アサクラを大きくディスりながら、UFCのリングへ早期に上がりたいと願っている」と紹介した。

 平本からの思わぬ熱烈なアプローチ。だが実は、ホワイト氏はRIZINファイターに高い関心を寄せているようだ。米格闘専門サイト『BJ Penn』によると、朝倉のデビュー戦を見届けたホワイト氏はRIZIN側との協力体制に前向きな姿勢を示している。試合後の記者会見で同氏は「カイ・アサクラは2ラウンドのバックチョークで惜しくも敗れたが、試合は最後まで楽しませてくれた。彼は敗北を喫したものの、リングに上がってくれた元RIZIN王者を称賛する声は多かったと思う」と決して悪い評価を下していない。
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