F1レッドブルから今季参戦するリアム・ローソン。F1参戦経験はわずか11戦、絶対王者マックス・フェルスタッペンがチームメイトということもあり、開幕前から厳しいシーズンになることが予想されている。
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け! そんなローソンに警告したのがマックスの父ヨス・フェルスタッペンだ。1994年にベネトンのテストドライバーとしてF1に参戦。シーズン前テストでのJ.J.・レートの負傷により急遽F1デビューを果たしたヨスは、経験の浅い状態で皇帝ミハエル・シューマッハとチームメイトに。シューマッハがタイトルを獲得した一方で、ヨスはシーズン終盤にチームのコンストラクターズタイトル獲得のためにマシンを降ろされ、ドライバーズランキングも10位に留まるなど、チャンピオンのチームメイトとして厳しいシーズンを送った。
英専門メディア『PlanetF1.com』はヨスのコメントを紹介。「ローソンは自分が1994年にベネトンで犯したのと同じ過ち、つまり"どんな犠牲を払っても追いつきたいと思う"という過ちを犯すべきではない」と警告し、当時を振り返った。
「ミハエルは非常に速く、非常に才能があり、チームのトップだった。僕も特にレースでは、同じくらい速く走りたかった。でも、当時の限られた経験ではそれはできなかった。だから僕はミスを犯した。壁に頭を突っ込みたかったよ」
また、ヨスはシューマッハとマックスには共通点があるといい、「レーストラックで妥協を許さないだけでなく、親切で、繊細で、プライベートな人として思いやりがある」と語った。
当のローソンはフェルスタッペンのドライビングについて、「ここ数年、マシンをテストでドライブしてきたけどとてもアグレッシブだ。正直なところ、ドライブするにはかなりの自信が必要で、マックスがドライバーとして非常に自信を持っているのはそれが理由だと思う」と見解を述べており、自身もフェルスタッペンとの向き合い方を弁えているという。
「マックスに対抗するためには現実的に考えて、マックスが現在グリッドで最速の男で、(自分が)予選で0.5秒も上回ることはないと知っていなければならない。そしてそれは実現しないだろう。僕にとっては、最高のドライバーから学ぶ機会の方が重要なことなんだ」
圧倒的な実力でピエール・ガスリー、アレックス・アルボンを破壊してきた過去を持つ"チームメイトクラッシャー"であるフェルスタッペン。今季ローソンは良い距離感を見つけることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする"大の仲良し"ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け! そんなローソンに警告したのがマックスの父ヨス・フェルスタッペンだ。1994年にベネトンのテストドライバーとしてF1に参戦。シーズン前テストでのJ.J.・レートの負傷により急遽F1デビューを果たしたヨスは、経験の浅い状態で皇帝ミハエル・シューマッハとチームメイトに。シューマッハがタイトルを獲得した一方で、ヨスはシーズン終盤にチームのコンストラクターズタイトル獲得のためにマシンを降ろされ、ドライバーズランキングも10位に留まるなど、チャンピオンのチームメイトとして厳しいシーズンを送った。
英専門メディア『PlanetF1.com』はヨスのコメントを紹介。「ローソンは自分が1994年にベネトンで犯したのと同じ過ち、つまり"どんな犠牲を払っても追いつきたいと思う"という過ちを犯すべきではない」と警告し、当時を振り返った。
「ミハエルは非常に速く、非常に才能があり、チームのトップだった。僕も特にレースでは、同じくらい速く走りたかった。でも、当時の限られた経験ではそれはできなかった。だから僕はミスを犯した。壁に頭を突っ込みたかったよ」
また、ヨスはシューマッハとマックスには共通点があるといい、「レーストラックで妥協を許さないだけでなく、親切で、繊細で、プライベートな人として思いやりがある」と語った。
当のローソンはフェルスタッペンのドライビングについて、「ここ数年、マシンをテストでドライブしてきたけどとてもアグレッシブだ。正直なところ、ドライブするにはかなりの自信が必要で、マックスがドライバーとして非常に自信を持っているのはそれが理由だと思う」と見解を述べており、自身もフェルスタッペンとの向き合い方を弁えているという。
「マックスに対抗するためには現実的に考えて、マックスが現在グリッドで最速の男で、(自分が)予選で0.5秒も上回ることはないと知っていなければならない。そしてそれは実現しないだろう。僕にとっては、最高のドライバーから学ぶ機会の方が重要なことなんだ」
圧倒的な実力でピエール・ガスリー、アレックス・アルボンを破壊してきた過去を持つ"チームメイトクラッシャー"であるフェルスタッペン。今季ローソンは良い距離感を見つけることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がコンスト6位争いをする"大の仲良し"ガスリーとオーバーテイク合戦!
【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」
関連記事
- 【画像】F1を代表する偉大なドライバー、マックス・フェルスタッペン!車から離れたオフの表情を厳選して特集!
- 【画像】今後更なる飛躍が期待されるF1ドライバー、リアム・ローソン!車から離れたオフの表情を厳選して特集!
- 「間違いなく最大の過ち」角田裕毅の元相棒起用への後悔をレッドブル重鎮が語る「素晴らしい経歴だったが、ストップウォッチはそれを証明しなかった」【F1】
- ハジャー、F1デビューを前に「感情を抑えることを心掛けたい」…同じ課題の同僚・角田裕毅に専門メディアは「フェルスタッペンからの教訓を活かせるか」
- 【F1】フェルスタッペンが“1900億円”でアストン移籍との噂に「それは良いことだ」と陣営が反応 父ヨス氏も「レッドブルは25年に大きな課題」