昨季ドライバーズタイトル４連覇という偉業を達成したマックス・フェルスタッペン（レッドブル）に対して、過去に同じく４度タイトルを獲得したレジェンドから賛辞が送られた。

【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け！ 　専門メディア『RMC MOTORI』は現地２月８日、ドライバーズタイトルを４度獲得したレジェンド、アラン・プロスト氏（元マクラーレンほか）のインタビュー記事を配信。元チームメイトのアイルトン・セナのドキュメンタリー作品について問われると、「アイルトンはきっとこんなことを好まないだろう。 セナの名前でやるのが良くない。私も好きではないし、受け入れない」と語るなど、質問に対して正直すぎる意見を返した。

　フェルスタッペンの４連覇については「まあ、彼のような人であれば普通のことだ。偉大なチャンピオンで、自分自身が最高であることを示してきた」と回答。「マックスのようなドライバーと肩を並べることは私にとって何の問題もないんだ」とし、「それどころか、今後数年間で確実に私を超えるだろう」と続けた。

　そして、プロスト氏はマクラーレン時代の先輩である故ニキ・ラウダ氏とフェルスタッペンの共通点を問われた際には、「過去と現在の比較は絶対にしたくはないが」と前置きしつつ、「マックスが直接的である点でニキに似ているのは間違いない。彼に何か質問をぶつけると、いつも率直な答えが返ってきたんだ」と裏表のない性格や振る舞いに共通のものを感じるとした。

　また、スペイン紙『MARCA』は１年前のプロスト氏の「２、３の異なるチームと争った末にチャンピオンとなったドライバーは、その価値がより高くなると思う」との発言を紹介。レッドブルが22戦21勝を挙げた2023年シーズンのフェルスタッペンのタイトルは、ドライバーの実力ではなく、マシンの性能やチーム力などが大きく影響したとの私見を述べていた。

　しかし昨季のフェルスタッペンは、戦闘力でトップとは言い難いマシンでタイトルを獲得した。今季もレッドブルのマシンの戦闘力不足が懸念されている中、“プロフェッサー”からのお墨付きを受けるにふさわしい走りを披露し、故ファン・マヌエル・ファンジオと並ぶ歴代３位タイ、５度目のタイトルを手にすることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】角田裕毅がコンスト６位争いをする“大の仲良し”ガスリーとオーバーテイク合戦！

【動画】無線で不満を露わにする角田裕毅「なぜ急がされたのか意味が分からない」

【画像】スーパーカーがずらり！ F1王者ハミルトンの超豪華カーコレクションを一挙に紹介！