今オフ、レッドブルは不調だったセルジオ・ペレスに代え、ジュニアチームのレーシングブルズのドライバーであるリアム・ローソンの起用を決定した。様々な選択肢があったなかでのローソン昇格には賛否が挙がっているなか、同チームの元オーナーが私見を述べた。

【画像】世界を舞台に活躍する日本人F１ドライバー、角田裕毅が乗りこなすレーシングカーの厳選ショット！ 　元F1ドライバーでトロ・ロッソ（現レーシングブルズ）の共同オーナーとなった経験もあるゲルハルト・ベルガー氏は、「ローソンと（マックス・）フェルスタッペンは良いコンビになるだろう」と語りつつも、レッドブルの判断については専門メディア『Auto Motor und Sport』に以下のように私見を述べた。

「フェルスタッペンは最高のドライバーであることは間違いない。そして本当の意味で彼の力になれるドライバーはいないと思うが、それでも私ならカルロス・サインツ（ウィリアムズ）を起用しただろう。レッドブルがローソンをマックスの隣に置いたのは悪いことではないと思うけど、（経験の浅い）ローソンはレーシングブルズでもっと経験を積む方が良かったかもしれない」

　昨季フェラーリに在籍していたサインツは、2025年シーズンから加入するルイス・ハミルトンに押し出される形で他チームへ移籍せざるをえない状況だった。フェルスタッペンのトロ・ロッソ時代のチームメイトである実力者の移籍候補としてレッドブルの名前が挙がることもしばしばあったものの、結局チームは起用を見送った。

　サインツではなくローソンを起用したレッドブルの判断が吉と出るか凶と出るか、今季の両者の活躍に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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