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食と体調管理

「もう一度マラソンで上を目指してやっていきたい」マラソン・鈴木健吾が目指す完全復活と競技への思い。その日々を支える食習慣

酒井政人

2025.03.03

©Fujitsu

©Fujitsu

アスリートへのインタビューを通し、明日への一歩を応援する「Do My Best, Go!」。

 今回登場するのは男子マラソンの日本記録保持者である鈴木健吾選手(富士通)だ。神奈川大学(以下、神奈川大)時代は箱根駅伝に4年連続で出場して、3年時には花の2区で区間賞。社会人では故障に苦しみながらも、2021年のびわ湖毎日マラソンで2時間04分56秒の日本記録を打ち立てた。パリ五輪代表は逃したが、再び、マラソンで勝負に挑む。駅伝、マラソンで活躍してきた鈴木選手。その土台となる食への意識、今後の夢などを聞いた。

──小学6年生とのときに陸上をはじめられたそうですが、きっかけを教えてください。

 小学校の低学年からソフトボールをやっていたんですけど、引退したタイミングで父の勧めで地元のランニングクラブに入りました。長い距離を走るのが好きだったので、スムーズに続けられたのかなと思います。

──当時はどんな瞬間が「楽しい」と感じていたんですか?

 ずっと1番ではなかったので、勝てなかった選手に先着したり、タイムが良かったときに喜びを感じました。
 
──お父様も全国高校駅伝に出場されたそうですが、一緒に練習をされたり、指導を受けることはあったのでしょうか?

 中学で陸上部に入って、少しずつ本格的に競技をやるようになりました。あまり強い中学ではなかったので、強豪校ではなかったので休みも多く、そのときは父に自転車やバイクで「行くぞ」と連れていかれました。当時は走るのが好きという感じではなくなっていたので、練習より遊びに行きたいなと思っていました(笑)。

──将来、陸上選手への道に進みたいと考えたのはいつ頃だったのでしょうか?

 あまり先のことを考えていなかったんですけど、カテゴリーごとに全力でやっていたら、次の道が開けてきた感じです。高校でインターハイと全国高校駅伝に出場できて、神奈川大から勧誘を受けました。大学で一生懸命やっていたら実業団で競技に集中できる環境ができました。振り返ると父とのトレーニングも有難かったかなと思います(笑)。
 

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