マラソン・駅伝

「良くやった!」学生新の青学大・黒田朝日を原晋監督が労う。急逝した皆渡星七さんに捧げる力走「今から報告してきます!」【大阪マラソン】

THE DIGEST編集部

2025.02.24

黒田の健闘を称えた原監督。写真:滝川敏之

 今年9月に東京で開催される世界選手権の代表選考会を兼ねた大阪マラソン(大阪府庁前~大阪城公園=42・195キロ)が2月24日に行なわれた。青学大・黒田朝日(3年)が初マラソンで2時間6分5秒の日本学生記録をマークし、日本人3位となる6位に入った。
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 2日の別府大分毎日マラソンで青学大・若林宏樹(4年)が記録した2時間6分7秒をわずかに上回った。同大学の指揮を執る原晋監督は、自身のX(旧ツイッター)で「黒田学生記録良くやった!」と労い、「チーム青山で勝ち取った記録。今から星七に報告してきます!」と記した。
 
 21日には、悪性リンパ腫で闘病していた同大学の皆渡星七さんが亡くなったことが発表された。今回、黒田は自身のシューズに「皆渡星七パワー!!」「勝ち切る!」「王者の挑戦」などとマジックで書き込み、皆渡さんの想いも背負いながら快走した。

 運営の不手際により、先頭集団が30キロ過ぎの折り返し地点を通過し、20メートル先を折り返すというアクシデントも発生。約10秒のロスが生じたが、黒田は「最後の方は無我夢中で全然記憶とかもないんですが、いい記録で走ることができてよかった」と振り返った。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「良くやった!」原晋監督が公開した黒田朝日の笑顔ショット!
 
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【画像】「良くやった!」原晋監督が公開した黒田朝日の笑顔ショット!