格闘技・プロレス

新日本退団→ノア再入団のKENTAがシリーズ完走に「ノアファンのみんな、ありがとうってこと」

どら増田

2025.03.05

試合後に佐々木憂流迦(左)から一騎打ちの要求を受けたKENTA(右)。写真:NOAH

 プロレスリング・ノアは『ABEMA presents MEMORIAL VOYAGE 2025 in YOKOHAMA ~NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025~』シリーズ最終戦3.2神奈川・横浜武道館大会を開催した。第5試合では、拳王&KENTAと藤田和之&佐々木憂流迦という注目のカードが実現した。拳王の直訴により、『ケンケンタッグ(仮)』として新日本プロレスを退団し、ノアに電撃復帰したKENTAだが、ノアからWWEに移籍するまでは格闘技色の強い試合を好物にしていただけに、PRIDEに参戦していた藤田とRIZINに参戦していた憂流迦との対戦は内心楽しみだったはず。拳王もこういう試合は得意なだけに好勝負が期待されるところだ。

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 試合はまず『ケンケンタッグ(仮)』が登場。約11年ぶりにノアへ再入団を果たしたKENTAが藤田とは初対決だ。藤田と憂流迦は入場すると、一緒に赤マムシドリンクを飲み干した。一方、KENTAは今大会でもコーナーに上がり、サインを入れたTシャツを客席に投げ込んだ。試合は、ケンケンがダブルショルダータックルを藤田に放つが、藤田は真っ向から受け止めたものの、ケンケンはダブルブレーンバスターで藤田を排除。一人になった憂流迦にはサンドイッチ式ランニングローキックをぶち込むと、KENTAはダイビングフットスタンプを放ち、憂流迦はカウント2で返すも、KENTAはgo 2 sleepを続けて3カウント。KENTAは一旦アメリカに帰る前に気持ち良く試合を終えた。
 

 試合後、KENTAと憂流迦が睨み合うと、拳王と藤田も乱闘を繰り広げる。藤田は拳王を場外に排除すると、憂流迦とKENTAの間に入って下がらせたがシングルに発展する可能性もありそうだ。

 バックステージで拳王は「いやあ!よかったケンケンタッグ。もう一人のケンはどこだ?まだ来ないのか? ケンはどこ行ったんだ? ケンは。ケンケンタッグのケンはどこ行った? (KENTAの姿を見つけて)ああ、来たケン! ケンどうぞ!」と振るとKENTAは「ケンって言うなよ」と照れ臭そう。憂流迦には「振り向かせてみろ」と挑発した。続けて「このツアー、ホント久しぶりに全国の人にも会いに行けて、みんな『おかえりなさい』とか、『帰ってきてくれてありがとう』とか言ってくれる人メチャクチャいっぱいいて。そんなんじゃないし。逆にこっちがありがとうの気持ちでまた今シリーズだけじゃなくて次も回っていきたいと思うから。今日サイン会やって、マジで物凄い量の『太ってるの』やったから、俺、声枯れてるじゃん。これ、試合だと思うでしょ?違う!試合前『太ってんなあ』って。ふざけんなよ。でもね、結局、俺がとりあえず最初のツアー通して何が言いたいかっていうと、ノアファンのみんな、ありがとうってこと」と新日本時代と変わらぬ口調ながら、ファンに感謝の意を述べた。

 憂流迦は「ああ、クソ。悔しいな。藤田さん、とんでもないですね、見てたけど。それにしてもさ、1月1日からすげえ情けない姿ばかりさらしてるけど、KENTA。あの人の中に俺のこの魂全部ぶつける熱いものが全部あるような気がしますよ。絶対に1対1、シングルマッチやってやりますよ。KENTAさん、いやKENTA。全部出してやるよ」とシングルを要求。KENTAとやりたい選手は多いだけに争奪戦が始まるだろう。

◆プロレスリング・ノア◆
『ABEMA presents MEMORIAL VOYAGE 2025 in YOKOHAMA ~NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025~』
2025年3月2日
神奈川・横浜武道館
観衆 1605人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
拳王&○KENTA(15分23秒 片エビ固め藤田和之&佐々木憂流迦●
※go 2 sleep

文⚫︎どら増田

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