専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

角田裕毅、「100%ではなかった」とこぼすもスプリン予選8番手の好走! 専門メディアは「最初から競争力を見せつけた」と称賛

THE DIGEST編集部

2025.03.22

スプリント予選で8番手グリットを獲得した角田。(C) Getty Images

スプリント予選で8番手グリットを獲得した角田。(C) Getty Images

 F1第2戦の中国グランプリが開幕し、3月21日にはフリー走行(FP1)の後に、今季最初のスプリントに向けての予選が実施され、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(以下レーシングブルズ)の角田裕毅は8番手につけている。

【動画】レーシングブルズが見事な協力プレー! 角田裕毅がハジャーのトゥを活かしてSQ3へ進出
 開幕戦のオーストラリアGPでは、初日から決勝の終盤まで好パフォーマンスを発揮しながら、レース終盤の雨で不運にも入賞圏内から脱落する憂き目に遭った角田。大きな悔しさを味わった一方で、各国メディアからは惜しみない賛辞を贈られた彼は、翌週のレースウィークエンドでも良いスタートを切った。

 唯一の準備の機会であるFP1では23周回で全体10番手となる1分32秒934のベストタイムを計測すると、迎えたスプリント予選、SQ1を11番手(1分32秒316)で突破すると、SQ2の1分31秒794は10番手。そして最終ラウンドでは1分31秒773と、中団勢では最速のタイムを記録してみせた。

 ポイント圏内からスタートする権利を手にした角田は、「この結果、そしてそれを達成したやり方にも、とても満足しています。セットアップに関しては、もう少し改善できた点が幾つかあると思います。100%のフィーリングではなかったし、車のポテンシャルを完全には引き出すことができませんでした。そこは振り返って見直す必要がありますが、それでも本当に嬉しいです」と満足感を示している(イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』より)。

 また、この快進撃にはチームメイトの貢献もあったことを明かし、「アイザック(・ハジャー)は残念な結果に終わりましたが(15番手)、SQ2では彼が素晴らしいスリップストリームを与えてくれて、とても助かりました。彼には感謝しているし、良いチームワークだったと思います。(スプリントについては)明日全力を尽くします」と語った。

「前にも言ったように、先週のことはもう忘れて、この新しい週末で僕の気持ちは切り替わっています」と、前のレースにおける失意の結末の悪影響は一切ないことを強調した彼は、「正直、タイヤにとっては高エネルギーなコースです」と、上海インターナショナル・サーキットの特性を表現し、フロント、リアへの負荷が変動する、対応の難しいコースであることを説明している。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号