バレーボールの欧州クラブ王者を決定するCEVチャンピオンズリーグ(CL)は、2024-25シーズンの準々決勝が終了した。男子日本代表の石川祐希はキャリア初参戦の大会で、猛者が集いタイトルを争う“ファイナル4”の大舞台に立つ。
所属先シル シコマ モニーニ・ペルージャは、同胞ミント ヴェロバレー・モンツァとの準々決勝を2連勝で勝ち抜けて通算6度目の準決勝進出を決めた。現地3月20日に行なわれたセカンドレグは、勝点優位を守って4強入りを決定づけるために、2セットを取りきることが重要だった試合。先発出場した石川は、両チーム最多となる19得点(アタック18.ブロック1)を叩き出して期待に応え、大会2回目のMVP(マンオブザマッチ)を受賞した。
試合後の囲み取材で石川は開口一番、「MVPと言うよりも、今日は2セットをしっかり取ってファイナル4への切符を掴むことが重要だったので、それをクリアできたことが一番の収穫」と語った。
ペルージャで求められている強打でコート深くを狙い、8打連続で完璧に得点へ変えた第1セットは圧巻のアタック決定率80%。チームがセットを落とした2セット目に4割弱へ下降したが、3セット目は5割へ戻し、途中出場で劣勢から大逆転へチームを先導した第4セットは決勝弾を含み、放った3打すべてを決め切った。
そして、秀逸だったのはレセプション。司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリが構えるネット前へ、幾度も的を射るかのように正確なボールを上げる様子から好調さは容易に感じ取れた。試合を通してA+Bパス成功率が82%、Aパスに至ってはなんと73%。これ以上ないパフォーマンスだったことをデータも示していた。
「しっかりと練習しているので、それがこういう風に結果に表われて嬉しいなと思いながら、やはり今日の試合だけではなく、常に練習や試合でもっともっと継続していきたいです」
レセプションは、今季これまで課題として繰り返し口にしてきたエレメント。「シーズン終盤にこの数値を出せたことは大きいのでは?」と尋ねた。すると、、、
「いやぁ、そんなことないかな….上へ行けば行くほどサーブゲームになってくるので、シーズンが終わってからしか評価できないというところですね」
語間に「まだまだこれから!」を漂わせつつ、いつもながら自身に厳格な“イシカワ節”が返ってきた。
所属先シル シコマ モニーニ・ペルージャは、同胞ミント ヴェロバレー・モンツァとの準々決勝を2連勝で勝ち抜けて通算6度目の準決勝進出を決めた。現地3月20日に行なわれたセカンドレグは、勝点優位を守って4強入りを決定づけるために、2セットを取りきることが重要だった試合。先発出場した石川は、両チーム最多となる19得点(アタック18.ブロック1)を叩き出して期待に応え、大会2回目のMVP(マンオブザマッチ)を受賞した。
試合後の囲み取材で石川は開口一番、「MVPと言うよりも、今日は2セットをしっかり取ってファイナル4への切符を掴むことが重要だったので、それをクリアできたことが一番の収穫」と語った。
ペルージャで求められている強打でコート深くを狙い、8打連続で完璧に得点へ変えた第1セットは圧巻のアタック決定率80%。チームがセットを落とした2セット目に4割弱へ下降したが、3セット目は5割へ戻し、途中出場で劣勢から大逆転へチームを先導した第4セットは決勝弾を含み、放った3打すべてを決め切った。
そして、秀逸だったのはレセプション。司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリが構えるネット前へ、幾度も的を射るかのように正確なボールを上げる様子から好調さは容易に感じ取れた。試合を通してA+Bパス成功率が82%、Aパスに至ってはなんと73%。これ以上ないパフォーマンスだったことをデータも示していた。
「しっかりと練習しているので、それがこういう風に結果に表われて嬉しいなと思いながら、やはり今日の試合だけではなく、常に練習や試合でもっともっと継続していきたいです」
レセプションは、今季これまで課題として繰り返し口にしてきたエレメント。「シーズン終盤にこの数値を出せたことは大きいのでは?」と尋ねた。すると、、、
「いやぁ、そんなことないかな….上へ行けば行くほどサーブゲームになってくるので、シーズンが終わってからしか評価できないというところですね」
語間に「まだまだこれから!」を漂わせつつ、いつもながら自身に厳格な“イシカワ節”が返ってきた。