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フィギュア

4連覇逃すも…坂本花織の振る舞いに海外記者から称賛の声「素晴らしいスポーツマンシップ」「これがスポーツの美しさだ」【フィギュア世界選手権】

THE DIGEST編集部

2025.03.29

世界選手権でメダルを獲得した女子3人。銀メダルの坂本が競技直後にみせた振る舞いが話題になっている。(C)Getty Images

世界選手権でメダルを獲得した女子3人。銀メダルの坂本が競技直後にみせた振る舞いが話題になっている。(C)Getty Images

 スポーツマンシップ溢れる行動が話題だ。

 現地3月28日、米国・ボストンでフィギュアスケート世界選手権の女子フリースケーティングが行なわれ、ショートプログラム5位発進の坂本花織は、フリー146.95点、合計217.98点で銀メダルを獲得。史上5人目の大会4連覇を逃したが、SNS上では、決着後の振る舞いに称賛の声が相次いでいる。

 この日、ノーミスの演技で金メダルに輝いたのは地元のアリサ・リウだ。得点を待つキスアンドクライでフリー148.39点、合計222.97点が表示されると、19歳のスケーターは歓喜の雄叫びを上げ、コーチ陣と喜びのハグ。前回女王の坂本も笑顔で拍手を送り、新女王にティッシュを差し出すと号泣しながら熱い抱擁を交わした。

 激闘直後の感動的な姿を受け、米スポーツメディア『The Athletic』のルーカス・ウィース記者は、自身のXを更新。同シーンの画像を掲載すると、「素晴らしいスポーツマンシップ」と書き始め、「世界選手権3連覇で銀メダリストのカオリ・サカモトと抱擁を交わした新たな世界女王のアリサ・リウ。これがスポーツの素晴らしさだ」と反応を示している。
 
 また、カナダ公共放送『CBC』のデビン・ハーロウ記者は、演技直後の2人がハグやハイタッチをしていたシーンに注目し、「これがスポーツの美しさだ」とコメント。「アリサ・リウと抱き合うサカモト。得点がどうであれ、今夜最高の瞬間だ」と続け、その後もキスアンドクライで拍手する坂本の姿をX上に掲載していた。

 なお、そのほかの日本勢はショート2位の千葉百音が合計215.24点で3位、樋口新葉が合計204.58点で6位だった。この結果、日本は上位2人の順位合計が「13」以内だったため、来年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪の出場枠を最大3枠勝ち取った。

構成●THE DIGEST編集部

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