F1第3戦日本GPからリアム・ローソンに代わり、角田裕毅を起用することを発表したレッドブル。アドバイザーのヘルムート・マルコ博士は角田の今後のプランについて、少なくとも今季終了まではシートを与え続ける意向を明らかにした。
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 専門メディア『AUTOSPORT』が現地3月28日に配信した記事によると、角田が仮にレッドブルで好成績を収められなかった場合、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)と交代させるのか、と問われたマルコ博士は「角田裕毅が今シーズン最後まで走るだろう」と回答。今季末まで角田をチームに残す方針であることを示唆した。
また、昨年12月に角田の昇格を見送ったにもかかわらず今回トップチームに抜擢することとなった経緯については「角田裕毅が速いドライバーだということは分かっていたが、浮き沈みがあったんだ。例えば、メキシコでは2回のクラッシュがあった。単に今ほど安定していなかった。だからこそ、私たちはローソンが優れており、より強力な候補者だと考えた」とコメントした。
そして今季ローソンと同じ境遇(新しいマシンで新しいコースをドライブ)のハジャーがチームメイトの角田と同レベルの走りを見せているにもかかわらずローソンは期待を大きく下回るパフォーマンスになってしまっていると指摘。対照的に角田が好調なパフォーマンス面と成熟したメンタルを見せていたことから今回の交代を検討したという。
そして中国GP後に角田に「2、3回のシミュレーター」を行ったところ、ローソンとは一線を画す良い結果を叩き出したことで今回の交代に至ったという。マルコ博士は角田に対する評価を以下のように語っている。
「全てがポジティブだった。ユウキがしばしば欠けていると非難されてきた技術的なフィードバック能力、つまりマシンの技術的な部分(での貢献)やマシンのセットアップができないという我々の考えが間違っていたことが判明した」
また、ホンダの財政的支援が角田の昇格に大きく関与したのでは、との指摘には「もちろんホンダはこの決定に満足していることは明らかだ。しかし(ホンダからの支援が)決定的な動機ではなかった。いずれにせよ、ホンダの関与は今季末で終了する」と主張。「日本GPでの変更はただの偶然」とした。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】フェルスタッペンが公開した“ありがとう号”カラーのヘルメット
【動画】角田裕毅がアンダーカットでアントネッリの前に出るシーン 専門メディア『AUTOSPORT』が現地3月28日に配信した記事によると、角田が仮にレッドブルで好成績を収められなかった場合、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)と交代させるのか、と問われたマルコ博士は「角田裕毅が今シーズン最後まで走るだろう」と回答。今季末まで角田をチームに残す方針であることを示唆した。
また、昨年12月に角田の昇格を見送ったにもかかわらず今回トップチームに抜擢することとなった経緯については「角田裕毅が速いドライバーだということは分かっていたが、浮き沈みがあったんだ。例えば、メキシコでは2回のクラッシュがあった。単に今ほど安定していなかった。だからこそ、私たちはローソンが優れており、より強力な候補者だと考えた」とコメントした。
そして今季ローソンと同じ境遇(新しいマシンで新しいコースをドライブ)のハジャーがチームメイトの角田と同レベルの走りを見せているにもかかわらずローソンは期待を大きく下回るパフォーマンスになってしまっていると指摘。対照的に角田が好調なパフォーマンス面と成熟したメンタルを見せていたことから今回の交代を検討したという。
そして中国GP後に角田に「2、3回のシミュレーター」を行ったところ、ローソンとは一線を画す良い結果を叩き出したことで今回の交代に至ったという。マルコ博士は角田に対する評価を以下のように語っている。
「全てがポジティブだった。ユウキがしばしば欠けていると非難されてきた技術的なフィードバック能力、つまりマシンの技術的な部分(での貢献)やマシンのセットアップができないという我々の考えが間違っていたことが判明した」
また、ホンダの財政的支援が角田の昇格に大きく関与したのでは、との指摘には「もちろんホンダはこの決定に満足していることは明らかだ。しかし(ホンダからの支援が)決定的な動機ではなかった。いずれにせよ、ホンダの関与は今季末で終了する」と主張。「日本GPでの変更はただの偶然」とした。
構成●THE DIGEST編集部
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