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世界女王の肩書を明け渡した坂本花織。「鳥肌が立った」とISUが賛辞した“美しい一枚”【フィギュア世界選手権】

THE DIGEST編集部

2025.03.30

V4を狙った坂本(左)は銀メダルだったものの、試合直後の振る舞いが話題を呼んだ。(C)Getty Images

V4を狙った坂本(左)は銀メダルだったものの、試合直後の振る舞いが話題を呼んだ。(C)Getty Images

 美しい一枚が話題を集めている。

 フィギュアスケートの世界選手権は現地3月28日に女子フリーが行なわれ、ショート首位のアリサ・リウ(米国)がノーミスの完璧演技で初優勝を飾った。一方、史上5人目となる4連覇を狙った坂本花織はフリー146.95点をマークし、合計217.98点。ショート5位から巻き返したが及ばず2位だった。66年ぶりの偉業はならなかったが、試合後に日本人スケーターがみせた振る舞いに称賛が寄せられている。
【画像・動画】「鳥肌もの」ISUが賛辞した前世界女王の涙。映像は1分10秒~

 女子シングル終了後、国際スケート連盟(ISU)は公式インスタグラムに「世界フィギュア選手権の女子フリーは忘れられない夜になった」と書き記し、複数の写真をアップした。その注目の一枚は、新世界女王となった19歳のアリサ・リウと世界女王の肩書きを明け渡すことになった坂本が熱い抱擁を交わすシーンからスタート。よく見ると、坂本の両目からはっきりと涙がこぼれる瞬間がバッチリ捉えられる珠玉のカットだった。
 
 他には、惜しくも表彰台に届かなかった4位のイザボー・レビト、5位のアンバー・グレン(ともに米国)の息をのむような表情に加え、坂本と樋口新葉が試合前に手を握って互いを励まし合うように笑顔で見つめる貴重な裏側などが投稿されていた。文面には「鳥肌が立った。観客は息をのみ、スケーターたちは氷上に想いを託した」と綴られ、激闘の一夜を振り返っている。

 特に坂本とアリサ・リウの抱擁カットは海外のフォロワーから多くの温かいコメントが集まっており、「なんて素晴らしい瞬間」「2人は心の中でかけがえのない存在になっている」「ライバルであるが、互いに尊敬し支え合っている」「ここ数年見た中で最高のスケートだった」「美しい友情」といった両者のスポーツマンシップに賛辞が続々と上がっていた。

構成●THE DIGEST編集部

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