F1レッドブルの角田裕毅は日本GPの開催を目前に控えた4月2日、都内で記者会見に臨み、今季の好調の要因はシーズン以前からの積み重ねだと明かした。
【動画・画像】日の丸カラーが鈴鹿を駆ける!レッドブルが発表した日本GP特別カラーリング 今季開幕戦オーストラリアGPでいきなり予選5番手を獲得すると、決勝でもシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイクするなど好パフォーマンスを発揮。第2戦中国GPスプリントでは8番手からオープニングラップで順位を2つ上げると、後方からの追い上げを凌ぎ、今季初ポイントも獲得した。
角田自身は今季の好調の要因について、何か新しいことに挑戦した、というよりもシーズン開幕以前からの“準備”が重要だったと指摘。新体制だった昨季とは異なり、あらかじめ準備していたことが実を結んだという。「去年も特に悪くなかったんですけど、今年が一番違うなということは、去年から少しずつ、ある程度準備してきたなかでのスタートだった。少しずつステップバイステップで僕の目標としているドライバーに近づくことをしていた」と振り返る。
今季までに意識したもののひとつが“フィードバック”だ。昨季終了後のアブダビでのテストでレッドブルのエンジニアに「感銘を受けた」と言われたという角田のフィードバック能力は昨季から意識的に養われたものだったという。「来年若いドライバーが来る可能性があった。チームで1番経験があるのは僕ですし、クルマの開発の部分でフィードバックが求められることも多くなるので、チームの信頼、リーダーとしてのポジションを確立させたいなということでフィードバックに力を入れた」とその背景を明かす。
また、角田は昨年途中までチームメイトだったダニエル・リカルドについて以前、「フラストレーションが溜まった時の気持ちのコントロールの部分でリカルド選手が成熟しているなって感じられた」と称賛しており、満足のいくレースができなかった後でもいつもと変わらない細かなフィードバックをする姿勢を「リスペクトしている」と口にしていた。
リカルドのような“リーダーシップ”は角田のテーマのひとつだったようで、昨季ローソンが加入してからも「チームを引っ張っていく能力が一番鍛えられた」とコメント。自身の目指す“リーダー像”については以下のように語っている。
「なによりクルマに乗っている時の自分の態度。僕の考えるリーダーは特に悪いレースでこそチームを活気づけられるというか、『今回悪かったけど、また次に向けてクルマ開発して強くなろう』と鼓舞できるリーダーになりたかった。そういった部分のマインドセットの違いというか、クルマに乗っている時のアプローチの違いが今年の1レース目から落ち着いてレースできた(理由)。レースウィーク通してチームとコミュニケーションを取れたのが大きな要因かなと思います」
その言葉通り、開幕戦ではタイヤ戦略のミスによって入賞圏外に転落した際、角田はチームに無線で「まだレースは終わってないよ。声に元気がないみたいだけど」とチームを鼓舞しており、レース後にも「ツイてなかったね。強くなって戻ってこよう。マシンは速かった。これからは全てのレースで結果を残さなければいけない。天気が味方してくれなかったね」とチームに呼びかける姿が見られた。
昨季2人の異なるタイプのドライバーとチームメイトとして時間を過ごした角田。その経験はレーシングブルズでの好調に役立ったが、果たしてレッドブルでも生かすことができるだろうか。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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角田自身は今季の好調の要因について、何か新しいことに挑戦した、というよりもシーズン開幕以前からの“準備”が重要だったと指摘。新体制だった昨季とは異なり、あらかじめ準備していたことが実を結んだという。「去年も特に悪くなかったんですけど、今年が一番違うなということは、去年から少しずつ、ある程度準備してきたなかでのスタートだった。少しずつステップバイステップで僕の目標としているドライバーに近づくことをしていた」と振り返る。
今季までに意識したもののひとつが“フィードバック”だ。昨季終了後のアブダビでのテストでレッドブルのエンジニアに「感銘を受けた」と言われたという角田のフィードバック能力は昨季から意識的に養われたものだったという。「来年若いドライバーが来る可能性があった。チームで1番経験があるのは僕ですし、クルマの開発の部分でフィードバックが求められることも多くなるので、チームの信頼、リーダーとしてのポジションを確立させたいなということでフィードバックに力を入れた」とその背景を明かす。
また、角田は昨年途中までチームメイトだったダニエル・リカルドについて以前、「フラストレーションが溜まった時の気持ちのコントロールの部分でリカルド選手が成熟しているなって感じられた」と称賛しており、満足のいくレースができなかった後でもいつもと変わらない細かなフィードバックをする姿勢を「リスペクトしている」と口にしていた。
リカルドのような“リーダーシップ”は角田のテーマのひとつだったようで、昨季ローソンが加入してからも「チームを引っ張っていく能力が一番鍛えられた」とコメント。自身の目指す“リーダー像”については以下のように語っている。
「なによりクルマに乗っている時の自分の態度。僕の考えるリーダーは特に悪いレースでこそチームを活気づけられるというか、『今回悪かったけど、また次に向けてクルマ開発して強くなろう』と鼓舞できるリーダーになりたかった。そういった部分のマインドセットの違いというか、クルマに乗っている時のアプローチの違いが今年の1レース目から落ち着いてレースできた(理由)。レースウィーク通してチームとコミュニケーションを取れたのが大きな要因かなと思います」
その言葉通り、開幕戦ではタイヤ戦略のミスによって入賞圏外に転落した際、角田はチームに無線で「まだレースは終わってないよ。声に元気がないみたいだけど」とチームを鼓舞しており、レース後にも「ツイてなかったね。強くなって戻ってこよう。マシンは速かった。これからは全てのレースで結果を残さなければいけない。天気が味方してくれなかったね」とチームに呼びかける姿が見られた。
昨季2人の異なるタイプのドライバーとチームメイトとして時間を過ごした角田。その経験はレーシングブルズでの好調に役立ったが、果たしてレッドブルでも生かすことができるだろうか。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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