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角田裕毅、まさかのQ2敗退14番手と苦戦強いられた“2つの要因”を語る「今できる準備は最大限できたけど...」【F1日本GP予選】

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.04.05

レッドブル初陣の予選を振り返った角田。(C) Getty Images

レッドブル初陣の予選を振り返った角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は4月5日、日本GP(鈴鹿サーキット)の予選でQ2敗退を喫しまさかの15番手でセッションを終えた。レッドブルのマシン「RB21」での初めての予選で苦戦した理由について語った。

【動画】角田裕毅、アタックラップでタイム伸びず、ホーム鈴鹿でのレッドブルデビュー戦は無念のQ2敗退
 前日のフリー走行1回目でレッドブルのマシン「RB21」デビューを果たした角田は6番手タイムを記録。同2回目は赤旗中断の影響でアタックできず18番手に終わったものの、同3回目では9番手タイムをマークするなど、予選Q3進出に期待がかかっていた。

 実際にQ1でチームメイトのマックス・フェルスタッペンにわずか0.024秒差の1分27秒967と7番手タイムをマークし難なくQ2進出した角田。しかしQ2ではタイムが伸びず、1分28秒フラットでまさかの15台中15位で敗退が決まった。

 Q2で好タイムが残せなかった要因について角田は「ウォームアップがちゃんとできなかったっていうところが一番」と分析。「もう1回走ったら違う順位になると思う」と悔しさをにじませた。

 また、チームのセットアップを評価しつつも、細部まで突き詰められなかったことも今回の苦戦の理由のひとつだと語る角田。「僕が思ったクルマの作りと実際にラップタイムにつながるセットアップが全然違った。それを予選前に見つけられたのは良かったけど、ただそれを合わせきれなかった。Q1では良かったけど、合わせきらなきゃいけないところを合わせきれなかったことが悔しい」と振り返った。

 今回の日本GPはフリー走行2回目、3回目で大クラッシュやグラベルでのスタック、そして4度の芝生火災で赤旗が計6度出る異常事態が発生。セッション時間が大きく削られ、新たなマシンの合わせこみをしたい角田とチームにとっては、結果的に大打撃となった可能性も否めない。角田は週末ここまでを振り返り、「今できる準備のなかでは最大限できたけど、合わせきれなかった」と肩を落とした。

 また、レース後にカルロス・サインツ(ウイリアムズ)がグリッド降格ペナルティを受けたことで角田は1つ順位をアップ。明日は14番グリッドからの追い上げを狙う。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)

【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト
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