F1日本GP(鈴鹿サーキット)の予選が4月5日に行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分26秒983と驚異のタイムを叩き出してポールポジションを獲得。このタイムは2019年にセバスチャン・ベッテル(当時フェラーリ)が記録した1分27秒064を上回り、コースレコードとなった。ディフェンディングチャンピオンは予選後の記者会見で、歴史的なアタックラップと週末ここまでの状況、そして決勝レースの展望を語った。
【動画】角田裕毅、アタックラップでタイム伸びず、ホーム鈴鹿でのレッドブルデビュー戦は無念のQ2敗退 「ターン1、2、6、8、そしてスプーンカーブ(13、14)は上手くいけばいいんだけど...って感じだったけど成功したんだ」とレコードラップを振り返ったフェルスタッペン。ポールポジションを獲得した瞬間の心境を以下のように話した。
「オスカー(・ピアストリ/マクラーレン)がまだ僕の後ろにいることは知っていたけど、近づけるとすら思ってなかったからとても満足していたんだ。ゴールラインを越えたときはとても幸せだった。ポールポジションは私たちにとって、素晴らしいサプライズだよ」
フェルスタッペンは今回の好走の理由のひとつに、フリー走行で「マシンのたわみ」と表現していた問題を解決したことがあると指摘。一方でコーナー通過時のバランスの問題はまだ改善の余地があるという。
「燃料が少なければ、多少は(問題を)覆い隠せると思うけど、まだ完全に自信を持って快適に走れるような状態ではない。あのようなラップが定着することは非常にまれだが、今回は上手くいった。解決したい問題があることは分かっているが、今のところ解決するのは簡単ではないのは明らかだ」
「バランスを良くするために色々試したが、現時点では(解決は)少し難しい。ちょっとしたバランスの限界も、周回を重ねるうちに何倍にもなってしまうんだ。でも、少なくともプッシュするためのドライビングの許容範囲は確保できた」
そして、優勝最有力と見られているマクラーレン勢も2、3番手グリッドを獲得するなど相変わらず強力であり、その2選手と戦うことについては「とても難しい」と語りながらも以下のように続けた。
「それでいいんだ。今シーズンはこれまで2人と戦うことができなかった。でも、ただそこに座って受け入れるつもりはない。ベストを尽くして、明日はできる限り善戦したい。チャンピオンシップはとても長いから、できるだけポイントを獲得し続ける必要がある。そして(明日は)少なくとも僕たちは先頭からスタートできるんだ」
これで4年連続の日本GPポールポジションを獲得したフェルスタッペン。ホンダのお膝元鈴鹿でホンダとのラストイヤーを有終の美で飾ることはできるだろうか。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
【動画】角田裕毅が念願のレッドブルデビュー!「RB21」で鈴鹿を駆け抜ける!一時セクター3で全体ベスト
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「オスカー(・ピアストリ/マクラーレン)がまだ僕の後ろにいることは知っていたけど、近づけるとすら思ってなかったからとても満足していたんだ。ゴールラインを越えたときはとても幸せだった。ポールポジションは私たちにとって、素晴らしいサプライズだよ」
フェルスタッペンは今回の好走の理由のひとつに、フリー走行で「マシンのたわみ」と表現していた問題を解決したことがあると指摘。一方でコーナー通過時のバランスの問題はまだ改善の余地があるという。
「燃料が少なければ、多少は(問題を)覆い隠せると思うけど、まだ完全に自信を持って快適に走れるような状態ではない。あのようなラップが定着することは非常にまれだが、今回は上手くいった。解決したい問題があることは分かっているが、今のところ解決するのは簡単ではないのは明らかだ」
「バランスを良くするために色々試したが、現時点では(解決は)少し難しい。ちょっとしたバランスの限界も、周回を重ねるうちに何倍にもなってしまうんだ。でも、少なくともプッシュするためのドライビングの許容範囲は確保できた」
そして、優勝最有力と見られているマクラーレン勢も2、3番手グリッドを獲得するなど相変わらず強力であり、その2選手と戦うことについては「とても難しい」と語りながらも以下のように続けた。
「それでいいんだ。今シーズンはこれまで2人と戦うことができなかった。でも、ただそこに座って受け入れるつもりはない。ベストを尽くして、明日はできる限り善戦したい。チャンピオンシップはとても長いから、できるだけポイントを獲得し続ける必要がある。そして(明日は)少なくとも僕たちは先頭からスタートできるんだ」
これで4年連続の日本GPポールポジションを獲得したフェルスタッペン。ホンダのお膝元鈴鹿でホンダとのラストイヤーを有終の美で飾ることはできるだろうか。
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