F1第4戦のバーレーン・グランプリが開幕し、4月11日には2度のフリー走行(FP1、FP2)が実施された。
先週ホームグランプリでレッドブルでのデビューを飾った角田裕毅は、「RB21」とは相性が良くないと見られているサヒールのコースで、FP1では23周回で1分34秒484を計測して全体9番手につけたが、続くFP2(25周回)では1分32秒024で18番手と低調な結果に。もっとも、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問からは「ユウキは違うことを試していたから、ラップタイムは参考にならない。明日(予選)は間違いなくもっと速くなるだろう」と明かされている(ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』より)。
【動画】移籍間もないドライバーならではの“うっかりミス”発生⁉角田裕毅がピットインできず 角田自身は、メディアに対して「車にポテンシャルはあると感じていますが、どうやってそれを引き出すのかが難しいです。ウォームアップ、ギアチェンジなど、今日は全てがとても難しいものになりました。これを今後のセッションで繰り返さないようにしなければなりません」と語っており、初日のタフさを強調した(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
F1公式サイト『F1.com』は、この日本人ドライバーの2セッションについて「FP1で岩佐歩夢は比較的静かな時間を過ごしたが、角田についてはそうとは言えなかった。ピットレーンでアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)にブロックされ、ブレーキをかける代わりに追い越したためスチュワードによって調査された。これは戒告処分で済んだものの、FP2では車からあまり速さを引き出せず、順位は大きく後退した」と伝えている。
各国専門メディアの反応を見ると、ブラジルのF1専門サイト『F1MANIA』は「角田はFP1を9番手で終えるも、続くナイトセッションではパフォーマンスを落とし、マックス・フェルスタッペン(ベストタイム1分31秒330で7番手)からコンマ7秒遅れと、複雑な1日を過ごした」と綴った。
一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』も、「レッドブルでの2回目の週末となった角田にとって、金曜日は困難な1日となった。日本人ドライバーはまだ、新たな環境、そして新しいレースエンジニアへの適応の途中にある」と、ネガティブに振り返り、以下のようにこの週末にネガティブな展望を示している。
「角田は無線でのやり取りにおいてもまだ『学習のプロセス』にあると語っており、レースエンジニアであるリチャード・ウッドとの間で何かがまだ上手くいっていない様子が窺える。(FP1で)ピットレーンのファストレーン内でアルボンを追い越した件も関係しているかもしれない。コース上では、タイムは振るわず、FP1では(多くのリザーブドライバーが出走した中で)9番手、FP2では18番手に沈んだ。レッドブル陣営にはまだ多くの課題があり、今回もまた厳しい週末となりそうだ」
最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「角田は、とりわけFP1で非常に興味深い走行を見せた。ステアリングを切った途端に鋭く反応するRB21の特性をどう活かすか、試行錯誤していたのだ。バランスの崩れを細かく調整しながら走行したが、時折ターンインでのオーバーステアにより、大きなタイムロスを喫した。まだ試行錯誤の段階であり、時には戸惑いながらも、角田は自信を完全には失っていない」として、進化に注目している。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】角田の顔Tシャツ、特製うちわまで...角田裕毅がSNSで紹介した“個性的すぎる”ファンの応援グッズ
先週ホームグランプリでレッドブルでのデビューを飾った角田裕毅は、「RB21」とは相性が良くないと見られているサヒールのコースで、FP1では23周回で1分34秒484を計測して全体9番手につけたが、続くFP2(25周回)では1分32秒024で18番手と低調な結果に。もっとも、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問からは「ユウキは違うことを試していたから、ラップタイムは参考にならない。明日(予選)は間違いなくもっと速くなるだろう」と明かされている(ブラジルのF1専門サイト『GRANDE PREMIO』より)。
【動画】移籍間もないドライバーならではの“うっかりミス”発生⁉角田裕毅がピットインできず 角田自身は、メディアに対して「車にポテンシャルはあると感じていますが、どうやってそれを引き出すのかが難しいです。ウォームアップ、ギアチェンジなど、今日は全てがとても難しいものになりました。これを今後のセッションで繰り返さないようにしなければなりません」と語っており、初日のタフさを強調した(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)。
F1公式サイト『F1.com』は、この日本人ドライバーの2セッションについて「FP1で岩佐歩夢は比較的静かな時間を過ごしたが、角田についてはそうとは言えなかった。ピットレーンでアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)にブロックされ、ブレーキをかける代わりに追い越したためスチュワードによって調査された。これは戒告処分で済んだものの、FP2では車からあまり速さを引き出せず、順位は大きく後退した」と伝えている。
各国専門メディアの反応を見ると、ブラジルのF1専門サイト『F1MANIA』は「角田はFP1を9番手で終えるも、続くナイトセッションではパフォーマンスを落とし、マックス・フェルスタッペン(ベストタイム1分31秒330で7番手)からコンマ7秒遅れと、複雑な1日を過ごした」と綴った。
一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』も、「レッドブルでの2回目の週末となった角田にとって、金曜日は困難な1日となった。日本人ドライバーはまだ、新たな環境、そして新しいレースエンジニアへの適応の途中にある」と、ネガティブに振り返り、以下のようにこの週末にネガティブな展望を示している。
「角田は無線でのやり取りにおいてもまだ『学習のプロセス』にあると語っており、レースエンジニアであるリチャード・ウッドとの間で何かがまだ上手くいっていない様子が窺える。(FP1で)ピットレーンのファストレーン内でアルボンを追い越した件も関係しているかもしれない。コース上では、タイムは振るわず、FP1では(多くのリザーブドライバーが出走した中で)9番手、FP2では18番手に沈んだ。レッドブル陣営にはまだ多くの課題があり、今回もまた厳しい週末となりそうだ」
最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「角田は、とりわけFP1で非常に興味深い走行を見せた。ステアリングを切った途端に鋭く反応するRB21の特性をどう活かすか、試行錯誤していたのだ。バランスの崩れを細かく調整しながら走行したが、時折ターンインでのオーバーステアにより、大きなタイムロスを喫した。まだ試行錯誤の段階であり、時には戸惑いながらも、角田は自信を完全には失っていない」として、進化に注目している。
構成●THE DIGEST編集部
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