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食と体調管理

「ロサンゼルスオリンピックで再び金メダルを取る」体操日本代表・萱和磨が目指す次の目標とその日々を支える食習慣

矢内由美子

2025.05.01

写真:GettyImages

写真:GettyImages

 アスリートへのインタビューを通し、明日への一歩を応援する「Do My Best, Go!」。今回は体操競技の男子日本代表キャプテンとしてパリ2024オリンピックや2023年の世界選手権で団体金メダルを獲得するなど、世界の大舞台で長く活躍している萱和磨選手。東京2020オリンピックを含めた国際大会での経験や、食事やスポーツを頑張るためのアドバイスなどを語ってくれた。

―体操競技を始めたきっかけを教えてください。

 小さい頃から体を動かすことが好きで、小学2年生の夏にアテネオリンピックをテレビで見たのがきっかけです。鉄棒の着地をピタリと止めた冨田洋之さんに憧れましたし、6人の代表選手全員から夢を与えてもらいました。

 秋から通い始めた体操クラブでは、みんなが逆立ちをして歩いているのを見て自分もやってみたのですが最初はすぐ倒れてしまうのが悔しくて、頑張りたいという気持ちになりました。
 
―小学校、中学校時代の指導者からは、どのようなことを教わりましたか?

 小学生の頃から中学3年生まで指導してくださった松本幸久先生はすごく厳しかったので、当時は怖い印象がありました。でも、漫然と練習していると「その練習にはどんな目的があるのか?」と聞かれるので、目的を持って練習することや上手くなるために必要なことを自分から考える習慣が身につきました。

 松本先生は小学生チャンピオンを作ろうとする指導方針ではなくて、高校、大学、社会人で花開くために指導をしていただいたという思いがあります。僕自身、最初はスロースタートだったのですが、中学3年生の後半にやっと結果が出始めました。

 自分のメンタルの強さは小学校、中学校で磨かれたものだと感謝していますし、今はすごく仲良くさせていただいています。パリオリンピックで金メダルを取った時はとても褒めてくれました。

―市立習志野高校で一気に伸び、全日本高校選手権で個人総合優勝など好成績を収めるようになりました。高校時代を振り返っていかがでしょうか?

 高校では大竹秀一先生(現市立船橋高校体操部監督)から受けた影響が大きかったです。高校2年生のときに国際ジュニアで優勝、高校3年生では全国選抜を優勝したことで、オリンピックという夢が現実的な目標へと変わりました。そのレールを敷いてくれたのが大竹先生でした。
 

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