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バレーボール

ペルージャがまさかのストレート負け…石川祐希は途中出場も波に乗り切れず。PO決勝進出は運命の最終戦へ【セリエA】

THE DIGEST編集部

2025.04.24

石川(左)は相手のブロックに対し、タイミングを外して得点を狙う。(C)Sir Susa Vim Perugia

石川(左)は相手のブロックに対し、タイミングを外して得点を狙う。(C)Sir Susa Vim Perugia

 現地4月20日に行なわれたバレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2024-25シーズン・プレーオフ準決勝・第4戦は、男子日本代表の石川祐希が所属する2位シル スーザ ヴィム・ペルージャが、3位ルーベ・チヴィタノーヴァにセットカウント0-3(23-25、20-25、21-25)のストレート完敗。シリーズ2勝2敗となり、決勝への切符争いは第5戦へもつれ込むこととなった。
【動画】強豪ペルージャで躍動する石川祐希の超絶プレー集

 タイブレークへ突入したホーム開催の第3戦で決勝進出へのマッチポイントを逃し、2勝1敗としたペルージャ。カトリック信者が国民の7割を越えるイタリアで重要な祭日「パスクア」と呼ばれるキリスト教の復活祭の日に、あと1勝を狙い敵地へ乗り込んだ。

 先発は両チームともに3戦目と同じ布陣。石川の先発を予想する声が囁かれる中、ペルージャはアウトサイドヒッター(OH)に、第2戦から攻撃が下降ぎみながらサーブの貢献度で突出するウクライナ代表オレフ・プロトニツキ(3月に同代表引退を表明)を起用した。
 
 第1セット、ペルージャはオポジット(OH)ワシム・ベンタラの被ブロックとプロトニツキの誤打で序盤に4得点のビハインドを負うが、OHポーランド代表カミル・セメニウクの2連続エースなどで巻き返す。17-18でミドルブロッカー(MB)の元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレに代えて石川をサーブに起用するが、すぐにサイドアウトを取られて交代。終盤にソレのブロックに続き、セメニウクの攻守をベンタラが得点に変えて相手の背中を捉えるも、23-23からプロトニツキのレフト攻撃2発がブロックに捕まり、試合を先行された。

 第2セットは開始から間もなくエースを決めたプロトニツキを、前衛へ上がるタイミングの5-5でベンチに下げる。代わって起用された石川は1点を追う展開の中、すぐさま2枚ブロックの間を射抜く打球で得点。MBアルゼンチン代表アグスティン・ロセルのアタックがエンドラインを越えるなどしてビハインドが3点に開いた後半にも、レフトからの2発で再び僅差に詰め寄る。しかし、ペルージャはミスが多発していたサーブの調子が戻らない。石川は絶妙なパンケーキや安定したレセプションで奮闘するが得点へつながらず。相手のセットポイントでネットから離れたボールをコート奥へ果敢に叩くもアウトとなり、セットを連取された。
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