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陸上

五輪女王が“史上初”1マイル4分切りプロジェクトに挑戦!英メディアは「月面着陸というより、火星を目指すようなものだ」と懐疑的

THE DIGEST編集部

2025.04.25

五輪3連覇中のキピエゴンの前人未踏の挑戦がはじまる。(C)Getty Images

五輪3連覇中のキピエゴンの前人未踏の挑戦がはじまる。(C)Getty Images

 ナイキが、契約アスリートのフェイス・キピエゴン(ケニア)が女子で史上初となる1マイル4分切りを目指すプロジェクト『Breaking4』を発表した。

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 同プロジェクトは、1マイル(約1.609キロ)で女子初の4分切りを目指すもの。挑戦者は1500メートルの世界記録保持者であり、オリンピック3連覇(リオ、東京、パリ)の偉業を成し遂げたフェイス・キピエゴン(ケニア)だ。

 現在の女子1マイルの世界記録は、彼女自身が叩き出したもので4分7秒64。中距離界の絶対女王が、7秒65以上のタイム短縮を目指し限界に挑む。

 英大手日刊紙『The Guardian』によれば、キピエゴンは「私は五輪で3度チャンピオンになった。世界選手権もタイトルを獲っている。他に何ができる? 限界にとらわれないという夢を思い描いた。そして自分を信じてチームも信じてくれれば必ず出来ると自身に言い聞かせたわ」と力強く語ったという。そして「⼥性たちに『夢を持って、その夢を叶えよう』と伝えたい。限界を超えて大きな夢を見ることが、女性のあるべき姿だと思う」と主張したことを伝えている。
 
 そんな彼女の前人未踏のチャレンジに世界中が注目している。同紙は「キピエゴンが直面する課題は大きい。800メートルを1分52~53秒で走る選手でないと、1マイル4分切りは厳しい。彼女の自己ベストは1分57秒だ」と厳しい試みだと評する。

 そして「より良いシューズを履き、風の抵抗を受けないポジションで走ったとしても、相当タイムを縮める必要がある」と綴ったうえで、「これは月面着陸というより、火星を目指すようなものだ」と懐疑的な見方をした。

 果たして“4分の壁”を突破し、陸上界の常識を覆すことはできるのか…。

構成●THE DIGEST編集部

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