4月27日までチュニジアの首都チュニスで行なわれた、卓球WTTコンテンダーチュニスで日本の張本美和が、シングルス、ダブルスの2種目で優勝を果たした。混合ダブルスでも準優勝という成績を残しており、今大会では一躍、そのパフォーマンスが注目を集めることとなった。
【動画】張本美和vs.早田ひな の頂上決戦! 大会最終日となった27日、張本はシングルス準決勝で対戦した大藤沙月から、3-0でのストレート勝ちを収めると、その数時間後、木原美悠と組む女子ダブルス決勝に臨んだ。ここでも、大藤沙月・横井咲桜の日本勢との対戦となり3-1で制している。
そして、その後に行なわれたシングルス決勝の相手は早田ひな。長年、苦戦を強いられてきた“宿敵”とも言える日本のエース格を相手に、優勝を懸けて挑むことに。試合は、張本がいきなり3ゲームを連取し、4ゲーム目を取られるも、5ゲーム目をデュースまでもつれながら13対11で振り切り、頂点の座を掴んだ。
松島輝空と組んだ混合ダブルスを含め、3種目でファイナル進出を果たした張本。その戦いぶりは、卓球王国である中国のポータルサイト『捜狐』でも大きく取り上げられている。
同サイトは、今大会で二冠に輝いた張本について、「日本女子卓球界における彼女の中心的地位が一層強固なものとなり、将来的に中国代表が無視できない強力なライバルとなった」などと評した。
さらに、シングルス決勝についても振り返っており、「過去12回対戦して1勝しか挙げられていなかった」と早田とのこれまでの戦績を記しながら、「しかし今回の決勝では堂々たる勝利を収め、見事に頂点に立った。この勝利は、彼女自身の実力だけでなく、成長と進化の証でもある」と称えている。
また今大会では、中国は主力選手を派遣せず、若手が出場したと説明。ダブルスで相対した張本と同世代に当たる中国選手との比較でも、「彼女(張本)と対戦する中で、試合経験や地力の面での差が浮き彫りになった」と分析する。
より一層、若手育成に力を注ぐことが必要と訴えながら、同メディアは、「WTTチュニジアでの鮮烈なパフォーマンスにより、張本美和は日本女子卓球界の“絶対的エース”となり、同時に中国代表にとって今後無視できない最強クラスの対抗馬となった」などと、賛辞を並べた。
張本がみせた大会を通じての内容は、スキルの高さはもちろん心身のタフネスさも感じさせるものだった。16歳が発揮し続けている強さは、まさに天井知らずと言えるのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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そして、その後に行なわれたシングルス決勝の相手は早田ひな。長年、苦戦を強いられてきた“宿敵”とも言える日本のエース格を相手に、優勝を懸けて挑むことに。試合は、張本がいきなり3ゲームを連取し、4ゲーム目を取られるも、5ゲーム目をデュースまでもつれながら13対11で振り切り、頂点の座を掴んだ。
松島輝空と組んだ混合ダブルスを含め、3種目でファイナル進出を果たした張本。その戦いぶりは、卓球王国である中国のポータルサイト『捜狐』でも大きく取り上げられている。
同サイトは、今大会で二冠に輝いた張本について、「日本女子卓球界における彼女の中心的地位が一層強固なものとなり、将来的に中国代表が無視できない強力なライバルとなった」などと評した。
さらに、シングルス決勝についても振り返っており、「過去12回対戦して1勝しか挙げられていなかった」と早田とのこれまでの戦績を記しながら、「しかし今回の決勝では堂々たる勝利を収め、見事に頂点に立った。この勝利は、彼女自身の実力だけでなく、成長と進化の証でもある」と称えている。
また今大会では、中国は主力選手を派遣せず、若手が出場したと説明。ダブルスで相対した張本と同世代に当たる中国選手との比較でも、「彼女(張本)と対戦する中で、試合経験や地力の面での差が浮き彫りになった」と分析する。
より一層、若手育成に力を注ぐことが必要と訴えながら、同メディアは、「WTTチュニジアでの鮮烈なパフォーマンスにより、張本美和は日本女子卓球界の“絶対的エース”となり、同時に中国代表にとって今後無視できない最強クラスの対抗馬となった」などと、賛辞を並べた。
張本がみせた大会を通じての内容は、スキルの高さはもちろん心身のタフネスさも感じさせるものだった。16歳が発揮し続けている強さは、まさに天井知らずと言えるのかもしれない。
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