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バレーボール

SVリーグ初代王者はサントリー! STINGS愛知をストレート撃破。超満員のららアリーナは大熱狂【バレー】

THE DIGEST編集部

2025.05.05

サントリーが愛知を破り、SVリーグ初代王者に輝いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

サントリーが愛知を破り、SVリーグ初代王者に輝いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 5月5日、バレーボール「大同生命SVリーグ」の男子ファイナル第2戦が千葉・ららアリーナ東京ベイで行なわれ、サントリーサンバーズ大阪がジェイテクトSTINGS愛知を3対0(29-27、25-16、25-22)のストレートで下し、昨秋に幕を開けた新リーグの初代王者に輝いた。

 第1セットは初戦(3日)の再現かのような一進一退の攻防が繰り広げられる。互いに1点ずつを取り合い、前半は愛知が12-11で一歩リード。中盤から高橋藍のサービスエースが決まり、サントリーが連続得点。さらにドミトリー・ムセルスキー(ウクライナ)のブロックポイントで17-15と勝ち越す。だが愛知は粘り強く得点を重ね、宮浦健人のスパイクで20-20に追い付く。互いに手の内を知り尽くすような高いレベルのバレーが続いた。

 先にサントリーがセットポイントを握るがすぐに宮浦が取り返して24-24とし、デュースに持ち込む。白熱した展開は最後、高橋藍のスパイクが愛知のブロックを弾いてサントリーが競り勝った。

 第2セットは一転してサントリーの一方的な展開となる。序盤から高橋藍、ムセルスキーのアタックが決まり、サントリーが5連続得点。愛知はトリー・デファルコ(米国)と関田誠大のコンビネーションが少しちぐはぐする場面もあり、攻撃のリズムがつくれない。リカルド・ルカレッリ(ブラジル)のブロックでなんとか愛知が1点をもぎ取るも、サントリーがまたも3連続得点。試合の主導権を完全に握り、8対1とリードする。

 その後もサントリーのペースは変わらず、20-9と大きくリードする。愛知は選手交代などで追い上げたが、序盤の大量ビハインドが響いてこのセットを落とし、いよいよ窮地に立たされた。
 
 勝負の第3セットは、崖っぷちの愛知が反撃する。不調だったデファルコのスパイク、サーブが決まり出してパフォーマンスがじわじわと上がる。さらにレフトからルカレッリの豪打が炸裂して愛知が先に二桁得点。さらじ宮浦の豪打が再び当たり始めて愛知が流れを引き寄せるも、サントリーは粘り強くボールをつないで引き離されまいと必死に食らい付く。

 先に20点目を挙げたのはサントリー。ムセルスキーの貴重なサービスエースが決まり、23-21と一歩リードする。さらに高橋藍のアタックが決まり、ついにチャンピオンシップポイントを握る。高橋藍が驚異のレシーブで返すとリベロがボールをつなぎ、最後は再びムセルスキーが打点の高いスパイクを愛知コートに叩きつけて勝負あり。サントリー選手の雄叫びが上がり、歓喜の赤い輪ができた。

 試合後、2階席も埋まるほど超満員に膨れ上がったららアリーナは激闘を繰り広げた両チームの選手たちに万雷の拍手が送られた。

構成●THE DIGEST編集部

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