相模原ギオンスタジアムで開催されている『第104回関東学生陸上競技対校選手権大会』。大会２日目を迎えた５月９日、男子100メートル決勝が行なわれ、栁田大輝（東洋大４年）が９秒95（追い風4.5メートル）の好タイムを叩き出し、２年ぶり３度目の優勝を飾った。

  　前日の予選では、最後は流して10秒22の組１着で決勝進出を決めていた栁田。決勝は５レーンに登場すると、リアクションタイム0.124秒とロケットスタートを切った。ぐんぐん加速し、ライバルの猛追を振りきりトップでゴールに飛び込んだ。速報タイム9秒93が表示されたときには、スタンドからどよめきが起きた。

　パリ五輪４×100メートルリレーに選出されるなど日の丸を背負うスプリンターは、格の違いを見せつけた。追い風参考ながら日本記録タイと、絶好調ぶりを発揮している。９月の世界陸上 東京大会、さらには日本記録の更新に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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