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女子ゴルフの舞台裏で交わされた1分34秒の“スポーツマンシップ”。涙の2位・藤田さいきが勝者に伝えた言葉「心の底から…」

THE DIGEST編集部

2025.05.12

藤田(右)は優勝した申ジエ(左)を祝福するように抱擁を交わした。(C) Getty Images

 5月11日、国内女子ゴルフのメジャー初戦「ワールドレディスサロンパス杯(茨城GC東C=6675ヤード、パー72)」は最終日が行なわれ、申ジエ(韓国)がプレーオフを制して大会最年長優勝を果たした。一方、首位スタートだった藤田さいきは2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算7アンダー。体調不良の中でプレーし終えると、申ジエと労いの言葉を交わした。
【動画】舞台裏で交わされた想い…藤田さいきが申ジエに伝えた"言葉"の一部始終

 最終ラウンド。4日間を戦い終えた選手同士だからこその熱い絆が垣間見えるシーンが生まれた。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は大会後、公式YouTubeチャンネルを更新。プレーオフにもつれる死闘に決着がつき会場が沸き立つなか、藤田さいきと申ジエがコース脇で抱擁を交わす動画をアップした。
 
 プレーオフを戦い終え、両者は互いの健闘を称え合うように言葉を交わしながら抱擁した。大会期間中に39度の高熱が続き、薬を服用しながら試合に出場し続けた藤田は涙を流しながら、「おめでとう。心の底からおめでとう」と申ジエを祝福した。藤田は続けて、「次は体調万全で頑張るよ」と声をかけると、「また頑張りましょう。またいい勝負をお願いします」と申ジエは返し、藤田の体調を気遣った。

 最後は両者が固い握手。1分34秒と短い尺ながら、スポーツシップ溢れるシーンに動画のコメント欄はゴルフファンからの賞賛が多く集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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