５月17日、東京ビッグサイト周辺の特設コースで行なわれる予定だった電気自動車（EV）レースの世界選手権「フォーミュラE」の第８戦東京E-PRIXの予選は天候不順でキャンセルとなった。

　決勝のグリッドは同日朝のフリー走行２回目のタイム順となり、ポールポジションはオリバー・ローランド（ニッサン）に。フロントローのもう１席はエドアルド・モルタラ（マヒンドラ）が獲得し、３番グリッドにノーマン・ナトー（ニッサン）が続いた。

【画像】最高峰のEVレースが今年も東京で開催！ フォーミュラE「東京E-Prix」出場選手＆マシンを一挙に紹介！ 　同日朝のフリー走行２回目から雨が降っており、各車ウェットコンディション下でのマシンコントロールに苦戦。ウォールへのヒットやコースアウトが多発する難しい状況だった。その後予選開始時刻になっても雨脚は弱まらず、ディレイを挟んでキャンセルが決定した。

　16日のフリー走行１回目でもナトーがトップタイムを記録しローランドが３番手タイム。現在チームランキング２位のニッサンがドライ、ウェットコンディションともにワン・スリーと好成績を収めている状況に加え、今回の予選キャンセルによってホーム大会での上位入賞の可能性がさらに高まった形だ。

　昨季の東京E-PRIXでは２位に甘んじたローランドが雪辱を果たせるか、またニッサンのホーム大会初優勝を飾れるか注目だ。

　スターティンググリッドは以下の通り。

１，オリバー・ローランド（ニッサン）
２，エドアルド・モルタラ（マヒンドラ）
３，ノーマン・ナトー（ニッサン）
４，テイラー・バーナード（マクラーレン）
５，ニック・デ・フリース（マヒンドラ）
６，セバスチャン・ブエミ（エンビジョン）
７，ダン・ティクトゥム（クプラ）
８，ジャン＝エリック・ベルニュ（DSペンスキー）
９，マクシミリアン・ギュンター（DSペンスキー）
10，ロビン・フラインス（エンビジョン）
11，アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ（ポルシェ）
12，サム・バード（マクラーレン）
13，ニック・キャシディ（ジャガー）
14，ストフェル・バンドーン（マセラティ）
15，ジェイク・ヒューズ（マセラティ）
16，ゼイン・マローニ（ローラ・ヤマハ）
17，パスカル・ヴェアライン（ポルシェ）
18，ルーカス・ディ・グラッシ（ローラ・ヤマハ）
19，ミッチ・エヴァンス（ジャガー）
20，デビッド・ベックマン（クプラ）
21，ニコ・ミューラー（アンドレッティ）
22，ジェイク・デニス（アンドレッティ）

取材・文●谷健生（THE DIGEST編集部）

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