昨年12月に開幕したジャパンラグビーリーグワン1部のプレーオフトーナメントが5月17日に始まる。本稿では今季より4つから6つに増えた出場チームの注目選手を紹介する。文:向風見也(ラグビーライター)
●リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京/スタンドオフ/176センチ・83キロ/30歳)
ニュージーランド代表56キャップ(代表戦出場数・以下同)を誇る司令塔。来日1年目の昨季はチームにとって14シーズンぶりの日本一に輝き、自身もMVPとなった。
ある時は大男たちの陰、またある時は接点の近くで球をもらい、防御に迫りながら適宜、ラン、パス、キックを繰り出す。
守りでも光る。ラインブレイクを許した際は、自陣ゴール前へ必死に戻って走者を捕まえる。危機察知能力、献身の心を示す。
「苦しいタイミングではどれだけ頑張ってタックルできるか、それができなくてもチームメイトを助けられるか(が大事)」
今季は一時、股関節を痛めるも、シーズンを重ねるごとに復調。レギュラーシーズン1位通過とあり、準決勝初日の24日に登場する。
●ダミアン・デアレンデ(埼玉パナソニックワイルドナイツ/センター/190センチ・105キロ/33歳)
ワールドカップ2連覇中の南アフリカ代表として87キャップを保持。国際舞台屈指の大型センターながら、ただ力任せなだけではない。懐の深さ、フットワークも活かしてタックラーの群れをかいくぐる。
ワイルドナイツでは2022年度に通算2度目の入部を果たし、日本代表28キャップのディラン・ライリーとセンター陣を組む。デアレンデがひとりで複数の防御を引き寄せ、ライリーの速さ、うまさを引き出す。
チームが得意とする組織防御でも、迫るランナーを掴み上げたり、地上の接点に肩を差し込んだりして貢献する。
「小さなところ(詳細へのこだわり)を保つ」
3季ぶりのリーグワン制覇へ、25日の準決勝2日目をにらむ。
●マルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/フッカー/189センチ・117キロ/30歳)
南アフリカ代表76キャップ。スクラムの最前列で相手をプッシュしながら、試合が動き出せば鋼のボディで突進、タックル、スティールを繰り返す。
20年加入のスピアーズでは、昨季こそ怪我で戦列を離れるも今季は復活した。レギュラーシーズン3位となり、優勝した一昨季以来のプレーオフ行きを決めた。本人はこうだ。
「単純にラグビーが、人と競争するのが、好きなんです。パフォーマンスに満足できることは絶対になく、常に伸びしろと改善点を探し求めています」
17日の準々決勝2日目に登場。対する東京サントリーサンゴリアスのフッカーで主将の堀越康介は、「僕の中ではフォワードでもっとも影響力のある選手。チームとしてプレッシャーをかけたい」と警戒する。
●リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京/スタンドオフ/176センチ・83キロ/30歳)
ニュージーランド代表56キャップ(代表戦出場数・以下同)を誇る司令塔。来日1年目の昨季はチームにとって14シーズンぶりの日本一に輝き、自身もMVPとなった。
ある時は大男たちの陰、またある時は接点の近くで球をもらい、防御に迫りながら適宜、ラン、パス、キックを繰り出す。
守りでも光る。ラインブレイクを許した際は、自陣ゴール前へ必死に戻って走者を捕まえる。危機察知能力、献身の心を示す。
「苦しいタイミングではどれだけ頑張ってタックルできるか、それができなくてもチームメイトを助けられるか(が大事)」
今季は一時、股関節を痛めるも、シーズンを重ねるごとに復調。レギュラーシーズン1位通過とあり、準決勝初日の24日に登場する。
●ダミアン・デアレンデ(埼玉パナソニックワイルドナイツ/センター/190センチ・105キロ/33歳)
ワールドカップ2連覇中の南アフリカ代表として87キャップを保持。国際舞台屈指の大型センターながら、ただ力任せなだけではない。懐の深さ、フットワークも活かしてタックラーの群れをかいくぐる。
ワイルドナイツでは2022年度に通算2度目の入部を果たし、日本代表28キャップのディラン・ライリーとセンター陣を組む。デアレンデがひとりで複数の防御を引き寄せ、ライリーの速さ、うまさを引き出す。
チームが得意とする組織防御でも、迫るランナーを掴み上げたり、地上の接点に肩を差し込んだりして貢献する。
「小さなところ(詳細へのこだわり)を保つ」
3季ぶりのリーグワン制覇へ、25日の準決勝2日目をにらむ。
●マルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/フッカー/189センチ・117キロ/30歳)
南アフリカ代表76キャップ。スクラムの最前列で相手をプッシュしながら、試合が動き出せば鋼のボディで突進、タックル、スティールを繰り返す。
20年加入のスピアーズでは、昨季こそ怪我で戦列を離れるも今季は復活した。レギュラーシーズン3位となり、優勝した一昨季以来のプレーオフ行きを決めた。本人はこうだ。
「単純にラグビーが、人と競争するのが、好きなんです。パフォーマンスに満足できることは絶対になく、常に伸びしろと改善点を探し求めています」
17日の準々決勝2日目に登場。対する東京サントリーサンゴリアスのフッカーで主将の堀越康介は、「僕の中ではフォワードでもっとも影響力のある選手。チームとしてプレッシャーをかけたい」と警戒する。
関連記事
- 大学選手権決勝から2か月余り... 早大前主将・佐藤健次が強豪埼玉WKで早くも主軸級に!「3試合くらい出られたら」がリーグワン公式戦で躍動中
- 静岡ブルーレヴズの高卒ルーキーが選んだ独自路線 ラグビー強豪校→プロ&大学通学の二刀流での新たな成功例となるか? 【リーグワン】
- 次に日本代表キャップを刻むのは?【リーグワン】ネクストジャパン5選! 21日に開幕する新シーズンの注目株
- 「一人で何でもできる」NZ代表モウンガが魅せた世界最高峰のプレーにリーチも感嘆!ワールドクラスの競演でリーグワン活性化
- W杯連覇の経験者が持つ「もっと日本語が喋れれば」の謙虚さとシンプルな強さ! 王座奪還を目指す埼玉WKで際立つ南ア代表デアレンデの存在感