5月17日、東京ビッグサイト周辺の特設コースで電気自動車(EV)レースの世界選手権「フォーミュラE」の第8戦、東京E-PRIXの決勝レースが行なわれた。
優勝はストフェル・バンドーン(マセラティ)。14番グリッドから一時最後尾まで沈んだものの、ピット戦略のギャンブルを成功させて自身4度目の勝利をつかんだ。
【画像】最高峰のEVレースが今年も東京で開催! フォーミュラE「東京E-Prix」出場選手&マシンを一挙に紹介! 朝から降る雨の影響で予選がキャンセルになり、スターティンググリッドは同日に行なわれたフリー走行2回目のタイム順で決定。決勝レース開始時刻には小雨となっていたものの、セーフティカー先導で周回を重ねた。
4周目にセーフティカーが入り、5周目からスタンディングスタートに。ポールポジションのオリバー・ローランド(ニッサン)がトップを守り、それを2番手エドアルド・モルタラ(マヒンドラ)が追う展開となった。
3番手スタートのノーマン・ナトー(ニッサン)は4番手テイラー・バーナード(マクラーレン)にかわされたほか、いきなりアタックモード(通常より50kW高い出力を一定時間得られるモード)を使用した6番手セバスチャン・ブエミ(エンビジョン)にもオーバーテイクを許し5位に後退した。
12周目に昨季のウィナーであるマクシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)トラブルでコース上に停止し赤旗。セーフティカー先導ののち再度スタンディングスタートとなった。
各車グリッドにつくなか、19位のジェイク・デニス(アンドレッティ)がグリッドにつかずピットイン。ピットブーストしてコースインしたものの、これがピットクローズ中だったため、その後黒旗が提示され失格処分が下された。
一方で赤旗で利益を得たのが、バンドーン。10周目にいち早くピットブーストを使用し一時最下位に沈んだものの、赤旗中断で車間が短縮。ピットインによるロスが最小限に抑えられたため、大幅なアンダーカットに成功し、ピットイン組のトップに躍り出た。
トップ復帰に向けローランドに追われるバンドーンは、途中スピンを喫する場面もあったものの、アタックモードなどを駆使して2位ローランドを近づかせず。アタックモードを使用したローランドから8.140秒差で何とか逃げ切った。
昨季のギュンターに続きマセラティは2年連続の優勝。ローランドは2年連続ポールポジションから2位フィニッシュとなった。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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12周目に昨季のウィナーであるマクシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)トラブルでコース上に停止し赤旗。セーフティカー先導ののち再度スタンディングスタートとなった。
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一方で赤旗で利益を得たのが、バンドーン。10周目にいち早くピットブーストを使用し一時最下位に沈んだものの、赤旗中断で車間が短縮。ピットインによるロスが最小限に抑えられたため、大幅なアンダーカットに成功し、ピットイン組のトップに躍り出た。
トップ復帰に向けローランドに追われるバンドーンは、途中スピンを喫する場面もあったものの、アタックモードなどを駆使して2位ローランドを近づかせず。アタックモードを使用したローランドから8.140秒差で何とか逃げ切った。
昨季のギュンターに続きマセラティは2年連続の優勝。ローランドは2年連続ポールポジションから2位フィニッシュとなった。
取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)
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