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【リーグワン決勝】実力伯仲の“両雄”が激突! 最多得点のBL東京vs最少失点のS東京ベイ、異なる強みで国立に火花を散らす

向風見也

2025.05.31

決勝で激突するBL東京のリーチ マイケル(左)とS東京ベイのファウルア・マキシ。(C) Getty Images

決勝で激突するBL東京のリーチ マイケル(左)とS東京ベイのファウルア・マキシ。(C) Getty Images

 共通点はある。

 6月1日の国内リーグワン・プレーオフ決勝に臨む東芝ブレイブルーパス東京、クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、いずれも部員同士の仲の良さで知られる。

 かつ、大型選手を擁して肉弾戦を好む。それぞれにリーチ マイケル、ファウルア・マキシといった、日本代表(キャップ=代表戦出場数はそれぞれ87、15)でもある献身的なナンバーエイト兼主将がいる。

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 ひとりで勝負を変える才能がいるのも共通点だ。

 ニュージーランド代表56キャップのリッチー・モウンガは、ブレイブルーパスのスタンドオフとして美技を連発。コベルコ神戸スティーラーズとの準決勝では、一撃で得点機をもたらす好キック、要所でのランが光った。

 かたや南アフリカ代表76キャップのマルコム・マークスは、スピアーズのフッカーとしてスクラム、衝突局面を先導。セミファイナルでも豪快な突進をスコアに昇華した。

 指揮官のキャラクターも近しい。内なる厳しさを、穏やかな態度でくるんでいるような。

 ディフェンディング・チャンピオンのブレイブルーパスが誇る「トディ」ことトッド・ブラックアダーヘッドコーチについて、日本代表4キャップでフルバックの松永拓朗が話す。

「自分たち(選手)が満足していないかなという試合も、トディは褒めてくれる。おかげで自信を持って臨める」

 スピアーズでは、フラン・ルディケヘッドコーチが先のセミファイナルの直前にパワーワードを残していた。フッカーの江良颯が紹介する。

「プレッシャーと友達であり続けろ、と。その言葉でプレッシャーを楽しもうと思えました。自分のなかでいい言葉でした」

 似た者同士に見えなくもない両軍だが、頂点に迫るまでの過程は異なる。

 レギュラーシーズン12チーム中1位で、プレーオフには準決勝から参加のブレイブルーパスは、リーグ最多得点と攻撃が売りだ。かたや同3位で準々決勝から山頂に近づくスピアーズは、リーグ最少失点と守備が光る。
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