今季のF1シリーズで、レーシングブルズのアイザック・ハジャーがルーキーとして輝きを放っている。第9戦スペインGPで7位に入り、3戦連続でポイントを獲得。ここまで9レースで5度、入賞圏内でフィニッシュしている。
【動画】ハジャーが昨季、モナコで見せた驚きのクラッシュ回避! 一方で、レーシングブルズの姉妹チームにあたるレッドブルが大不振。開幕直後でセカンドドライバーがリアム・ローソンから角田裕毅へ変更されたが、その角田も欧州ラウンド3レースで予選、決勝とも不本意な結果に終わったことから、早くもハジャーの名前が後任候補として挙がっている。
ハジャーはここまで21ポイントを獲得し、ランキング9位の成績は、角田、そして現在のチームメイトであるローソンを上回っていることからも、"昇格"の可能性が囁かれる現状は、当然の流れとも言えるだろう。
しかし、現時点における20歳のトップチーム入りについては、やはりさまざまな意見があるようだ。米メディア『LastWordOnSports』では、現地時間6月3日配信の記事でハジャーの今後を占っている。
その中では、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がハジャーのパフォーマンスを高く評価していることを伝えるとともに、同メディアも、「ハジャーが目覚ましいルーキーイヤーを過ごしているのは間違いない。特に彼がプレシーズンであまり注目されていなかったことを考えればなおさらだ」と綴っている。
ただしその一方で、「その好成績がそのまま彼をレッドブルへと押し上げる理由にはならない」として、早期の昇格に異論を唱える。
同メディアはハジャーの好調の要因として、「(ハジャーが)競争力があり、しかも扱いやすい車に乗っているという事実がある。マシンの作動領域が広いことも彼に有利に働いている」と説明。続けて、「それに対し、レッドブルのRB21は非常にシビアなマシンで、ドライバーにほとんどミスの余地を与えない」と評している。
同メディアは、「ハジャーを現時点でマックス・フェルスタッペンの隣に置くような抜擢は、彼の成長を妨げかねない」と訴えたうえで、「彼の将来が明るいことは疑いようがないが、今季はVCARBで最後まで走りきることこそが彼のキャリアにとって最良の道だろう」などと持論を展開している。
果たして、レッドブルがグループとしていかなる判断を下すのか、注目されるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介
【動画】ハジャーが昨季、モナコで見せた驚きのクラッシュ回避! 一方で、レーシングブルズの姉妹チームにあたるレッドブルが大不振。開幕直後でセカンドドライバーがリアム・ローソンから角田裕毅へ変更されたが、その角田も欧州ラウンド3レースで予選、決勝とも不本意な結果に終わったことから、早くもハジャーの名前が後任候補として挙がっている。
ハジャーはここまで21ポイントを獲得し、ランキング9位の成績は、角田、そして現在のチームメイトであるローソンを上回っていることからも、"昇格"の可能性が囁かれる現状は、当然の流れとも言えるだろう。
しかし、現時点における20歳のトップチーム入りについては、やはりさまざまな意見があるようだ。米メディア『LastWordOnSports』では、現地時間6月3日配信の記事でハジャーの今後を占っている。
その中では、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がハジャーのパフォーマンスを高く評価していることを伝えるとともに、同メディアも、「ハジャーが目覚ましいルーキーイヤーを過ごしているのは間違いない。特に彼がプレシーズンであまり注目されていなかったことを考えればなおさらだ」と綴っている。
ただしその一方で、「その好成績がそのまま彼をレッドブルへと押し上げる理由にはならない」として、早期の昇格に異論を唱える。
同メディアはハジャーの好調の要因として、「(ハジャーが)競争力があり、しかも扱いやすい車に乗っているという事実がある。マシンの作動領域が広いことも彼に有利に働いている」と説明。続けて、「それに対し、レッドブルのRB21は非常にシビアなマシンで、ドライバーにほとんどミスの余地を与えない」と評している。
同メディアは、「ハジャーを現時点でマックス・フェルスタッペンの隣に置くような抜擢は、彼の成長を妨げかねない」と訴えたうえで、「彼の将来が明るいことは疑いようがないが、今季はVCARBで最後まで走りきることこそが彼のキャリアにとって最良の道だろう」などと持論を展開している。
果たして、レッドブルがグループとしていかなる判断を下すのか、注目されるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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