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「フェルスタッペンでさえ挽回できない」レッドブル重鎮がマクラーレンの独走状態に危機感露わ「この差は徐々に恐ろしいものになってきている」

THE DIGEST編集部

2025.06.04

5連覇に向け厳しい状況に陥っているフェルスタッペン。(C)Getty Images

5連覇に向け厳しい状況に陥っているフェルスタッペン。(C)Getty Images

 F1レッドブルの顧問ヘルムート・マルコ博士は今季マクラーレンが盤石の強さを見せているなか、スペインGPで計1ポイントに終わった現状を受けて、今季のチャンピオンシップ獲得に向けて危機感を露わにした。

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 専門局『Sky Sports 』ドイツ版のインタビューに応えた重鎮はフェルスタッペンが3番グリッドからペナルティ等の影響で10位に沈んだスペインGPを以下のように振り返った。

「(マクラーレンとの)予選での違いには驚いた。決勝でもマクラーレンの方が速く、タイヤマネジメントも優れていると分かった。だからこそ3ストップを選択した。少なくとも表彰台は確保できたはずだ。(マクラーレンのランド・)ノリスと1秒差だった瞬間もあった」

 今回のレースでドライバーズランキング首位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)とフェルスタッペンの差が49ポイントにまで拡大。この事実がマルコ博士の不安を助長している。

「この差は徐々に恐ろしいものになってきている。アップデートを施したにもかかわらず、(マクラーレン勢の)ペースについていけなくなっているのが現状だ。コンマ2~3秒も遅れており、すぐに何か対策を講じなければならない。フェルスタッペンでさえ、そのビハインドを挽回できないだろうからね」

 さらに、マルコ博士は「マクラーレンのように、まずスピードがあり、次にバランスが取れたクルマが必要だ」とマシン開発にも言及。「これは運転がしやすく、タイヤにとってより優しいという意味だ。我々は進歩を遂げたが、マクラーレンを倒すために必要なほどではない」とさらなるマシンの改良の重要性を強調した。

 ヨーロッパラウンド3連戦初戦エミリア・ロマーニャGPで今季2勝目を収めるなど辛うじてマクラーレン勢に食らいついているフェルスタッペン。しかし5連覇に黄色信号が灯っているのは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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