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モータースポーツ

レッドブルは姉妹チームのアイデアを採用すべき!? ワシェ氏は「フェルスタッペンに与えても喜ばない」と慎重な姿勢も...「学ぶべき部分ある」

THE DIGEST編集部

2025.06.06

扱いづらいとされている「RB21」(中央)で競争力を発揮し続けるフェルスタッペン(右)。(C) Getty Imaegs

扱いづらいとされている「RB21」(中央)で競争力を発揮し続けるフェルスタッペン(右)。(C) Getty Imaegs

 F1レッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェ氏は、現在のマシン「RB21」がマックス・フェルスタッペンには乗りこなせても、角田裕毅が好パフォーマンスを出すには難しい車である、とのチームの課題を認めた。また一方で、ドライバビリティに優れる姉妹チームのアイデアを取り入れる、という解決案には基本的に否定的な見方を示した。

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 蘭専門メディア『Racing News 365』によると、ワシェ氏は「もう1人のドライバーも良いパフォーマンスを発揮できるのは私たちにとって非常に重要。2人のドライバーにとって上手く機能するマシンを作るのも私たちの目標だ」と説きながらも不振にあえぐチームの現状を以下のように語った。

「今のところ2人のドライバーがパフォーマンスを発揮するのは不可能だ。できる限りユウキをサポートしなければならない。過去にもそうしてきたが、(前任者の)チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)と(リアム・)ローソンでは成功しなかった。今もユウキと挑戦しているが、(特に)予選は依然として厳しい状況だ」

 またワシェ氏は、レッドブルより扱いやすいとされており、今季好調のレーシングブルズのマシンからドライバビリティ向上のアイデアを採用する、という方法については「車を運転しやすくする必要がある」と完全否定こそしないものの、「同時に車のパフォーマンスを犠牲にするべきではない」と慎重な姿勢を見せている。

「もちろん、あのクルマから学ぶべき部分もある」と語り、レースペースやタイヤの摩耗についてはレーシングブルズから得るものがあると見ているワシェ氏。ただ、「レーシングブルズの車をフェルスタッペンに与えても喜ばないと思う」とあくまでもコンセプトの変更までは望んでいないようだ。

 エミリア・ロマーニャGPでの大クラッシュでアップデートされたばかりのフロアが使えなくなってしまっていた角田。今後マシンの改良でどこまで成績を上げられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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