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「ツノダの代替候補として最適」17歳新星のレッドブル“大抜擢”案に元F1ドライバーが前向き「フェルスタッペンより優れたドライバー」

THE DIGEST編集部

2025.06.12

元F1ドライバーからレッドブル入りを期待されたリンドブラッド。(C)Getty Imaegs

 元F1ドライバーのジョニー・ハーバート氏はレッドブルが抱えるセカンドドライバー問題の解決策として、17歳ながら特例でスーパーライセンスの発給の申請を認められたアービッド・リンドブラッドを挙げた。

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 蘭専門メディア『Racing News 365』によると、ハーバート氏は角田裕毅(レッドブル)がフェルスタッペンとの差が拡がるなかで、「精神的に何度も痛手を負うハメになる」とし、「ツノダは難しい立場にある」とフェルスタッペンの新たな相棒探しの必要性を説明した。

 その候補として挙げられたのが、先日のスペインでのF2フィーチャーレースで優勝したリンドブラッドだ。ハーバート氏は、17歳の新星について「ツノダの代替候補として最適な候補」と高評価。「真の試練は、マックスと同じガレージのシートに座った時に訪れる」と添えながらも、「フェルスタッペンより優れたドライバーはいるだろうか?答えはイエスだ。リンドブラッドがなりうる?そうだ」と絶賛した。

 もしリンドブラッドがF2チャンピオンを獲得したとなれば、レッドブルは同じく候補に挙がっているアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)よりもリンドブラッドを優先するだろうと推察している。

「レッドブルは、リンドブラッドの急速な成長を見て、F2チャンピオンを獲得してほしいと考えているだろう。しかしハジャーもF2チャンピオンになってないにもかかわらず、レッドブルにとって難しい決断を迫る(ほど成績が良い)」

 こうした状況はチームにとって有利に働いているとハーバート氏。「もし噂通りフェルスタッペンがレッドブルを去るとしても、2人のスーパースターが残るんだ」と2つの若き才能への期待感を露わにした。

 現在トップと8ポイント差のランキング3位につけるリンドブラッドが、ここからレッドブル首脳にとって満足のいく結果を残せるのか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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