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バレーボール

最高のスタートダッシュを決めたバレー日本女子。開幕4連勝につなげた守備職人・小島満菜美が伝えた“根本的な意識”【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2025.06.16

パロ五輪では正リベロを務めた小島。ファンと一緒に記念撮影に収まる。(C)Volleyball World

パロ五輪では正リベロを務めた小島。ファンと一緒に記念撮影に収まる。(C)Volleyball World

 バレーボールの女子日本代表はネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第1週(カナダ・オタワ)を無傷の4連勝で終えた。参加18か国の中で唯一のオールストレート勝ちを収め、最高のスタートを切ったチームは今週18日から舞台を香港に移して同ラウンド第2週を戦う。

 日本はパリ五輪代表で世界最高峰リーグ・セリエA(イタリア)で研鑽を積む石川真佑が新キャプテンに就任。チームをまとめると、同じくイタリアで戦う関菜々巳の好トスからアウトサイドヒッターの和田由紀子、今季のSVリーグで急成長した佐藤淑乃らが縦横無尽に得点を量産。エースひとりに頼らない見事な攻撃力を発揮した。

 他にも宮部藍梨がここぞの場面で決めるサービスエース、チーム最年少の18歳・秋本美空が途中出場からスパイク、ブロックポイントを炸裂させるなど、チームに活気をもたらした。さらに守備に目を移すと、リベロ陣が驚異的なプレーを連発。特に第4戦となったドミニカ共和国戦ではスタメン起用の岩澤実育が相手の強烈なスパイクを3本連続で上げる好レシーブを披露し、日本の勝利につなげた。
 
 好調な日本チームの様子は日本バレーボール協会が配信する公式YouTubeチャンネルからでも伝わる。カナダ・ラウンドに密着した「JVA TEAM CAM」を見ると、ミーティングでは選手同士が積極的に意見を交換するシーンがあった。

 初戦を戦う前にパリ五輪で正リベロを務めた小島満菜美は「やらなきゃいけないこと、みんなトライしたいこともあると思うけど、根本的に決める。根本的に(ボールを)上げる。それがあるうえでの戦術だと思うので、そういったことを絶対に忘れないように」と言うと、「このチームで勝っていくことがすごく大事だと思うので、各ポジション、各自立場や役割が変わっていくと思うけど、その中でみんなが全力を出せるように勝ち切れるようにやっていきましょう」と続け、最後は主将が「楽しむじゃないけど、試合を全員が思い切りできるように全員でやっていきましょう」とチームを締めた。

 コート外では小島とミドルブロッカーに島村春世が笑顔を浮かべながら談笑。メリハリをつけたチームの雰囲気にフェルハト・アクバシュ監督は「(2028年の)ロサンゼルス五輪まで良し悪し関係なく、ゆっくり一段ずつ積み上げていく」と話す。「まだ全員がより良くしていける。プロセスを積み重ねていく必要がある」とし、個人のさらなるレベルアップに期待を寄せる。

 史上初の外国人監督の体制下で3年後の五輪メダル獲得を目指す日本。好発進したチームは第2週の香港ラウンドでは18日にタイ、20日にイタリア、21日に中国、22日にチェコとそれぞれ対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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