サーフィンの五十嵐カノアは現地6月14日、カリフォルニア州(サンクレメンテ)で開催されたWSL(ワールド・サーフ・リーグ)のチャンピオンシップツアー(CT)第8戦『レクサス・トレッスルズ・プロ』に出場し、今季2度目の準優勝を果たした。また世界ランクを一つ上げ、3位に浮上した。
【動画】パリ五輪に出場した五十嵐カノアとコナー・オレアリーの日本人対決をプレイバック!
五十嵐は準々決勝で日本代表として共にパリ五輪に出場したコナー・オレアリー(日本)と対決。小ぶりな波の中、序盤から空中技やハードなターンで得点を重ねていく。1本目のライディング(5.83ポイント)後、実況陣は「昨年のイガラシとは明らかにスピードが違う」「滑らかで勢いがある」と成長ぶりに驚嘆。2本目は7.33ポイントをマークした。
オレアリーも高い技術を見せ、3、4本目で6点台のライディングを披露。中盤でリードを奪うが、五十嵐も負けじと反撃を仕掛け、カットバックからの連続ターンで観客を魅了。「この波は簡単ではなかったが、しっかり乗り切った。勝負どころで強さを見せた」と実況からも高評価だった。
さらにヒート終盤に五十嵐は空中技「エアリバース」を披露し、「彼がこの大会で優勝する可能性は非常に高い。まさに優勝スタイルのライディングだった」と実況も大絶賛。五十嵐は最終的に15.16ポイントでオレアリーに1.79点差をつけて勝利し、注目の日本人対決を制した。
五十嵐は準決勝でジャック・ロビンソン(オーストラリア)と対戦。少しサイズも上がり、勢いに乗る五十嵐は序盤から8点台の高スコアのライディングを披露。現地の実況も「次なる地元のヒーローはカノアだ」と称賛した。また、カリフォルニア州ハンティントンビーチが地元の五十嵐に、会場からも大きな歓声が上がった。
五十嵐は4本目にも8点台の波に乗り、トップを独走。終盤にロビンソンも8点台のライディングを披露するなどし、追い上げるが一歩及ばず、1ポイント差で五十嵐が勝利した。
決勝で五十嵐はヤゴ・ドラ(ブラジル)と対決。開始早々、ヤゴが猛烈なスピードでロワーズ・レフト(左方向の波)に突入し、いきなり空中技「エアリアル」をメイクし、9.53ポイントをマーク。これには会場も騒然となり、実況も以下のように驚きを示した。
「これは普通なら失敗するようなセクション。でもヤゴはやり遂げた。しかもノーグラブ(板を手で掴まず)で風のあるセクションに飛び込ぶなんて、とんでもないことだ」
その後、五十嵐も3連続ターンのコンビネーション技や縦のスライドからレイバック、ラウンドハウスと流れるようなライン取りを披露し、7点台の高得点を重ねるがリードを奪えず。最終的に五十嵐は1.86ポイント差で17.90ポイントのヤゴ・ドラに敗れた。
今季、2度目の準優勝となった五十嵐。ここまで第1戦に9位(3320ポイント)、第2戦は5位(4745ポイント)、第3戦は9位(3320ポイント)、第4戦は17位(1330ポイント)、第5戦は2位(7800ポイント)、第6戦は3位(6085ポイント)、第7戦は9位(3320ポイント)、そして今大会で準優勝(7800ポイント)を果たし、全体3位(36390ポイント)と世界ランキングの順位を上げている。
五十嵐は残りの3戦でどんなパフォーマンスを見せるのか。目の離せない戦いが続く。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】シュミット、ギュネシュ、ロザマリア、古賀紗理那…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介!
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五十嵐は準々決勝で日本代表として共にパリ五輪に出場したコナー・オレアリー(日本)と対決。小ぶりな波の中、序盤から空中技やハードなターンで得点を重ねていく。1本目のライディング(5.83ポイント)後、実況陣は「昨年のイガラシとは明らかにスピードが違う」「滑らかで勢いがある」と成長ぶりに驚嘆。2本目は7.33ポイントをマークした。
オレアリーも高い技術を見せ、3、4本目で6点台のライディングを披露。中盤でリードを奪うが、五十嵐も負けじと反撃を仕掛け、カットバックからの連続ターンで観客を魅了。「この波は簡単ではなかったが、しっかり乗り切った。勝負どころで強さを見せた」と実況からも高評価だった。
さらにヒート終盤に五十嵐は空中技「エアリバース」を披露し、「彼がこの大会で優勝する可能性は非常に高い。まさに優勝スタイルのライディングだった」と実況も大絶賛。五十嵐は最終的に15.16ポイントでオレアリーに1.79点差をつけて勝利し、注目の日本人対決を制した。
五十嵐は準決勝でジャック・ロビンソン(オーストラリア)と対戦。少しサイズも上がり、勢いに乗る五十嵐は序盤から8点台の高スコアのライディングを披露。現地の実況も「次なる地元のヒーローはカノアだ」と称賛した。また、カリフォルニア州ハンティントンビーチが地元の五十嵐に、会場からも大きな歓声が上がった。
五十嵐は4本目にも8点台の波に乗り、トップを独走。終盤にロビンソンも8点台のライディングを披露するなどし、追い上げるが一歩及ばず、1ポイント差で五十嵐が勝利した。
決勝で五十嵐はヤゴ・ドラ(ブラジル)と対決。開始早々、ヤゴが猛烈なスピードでロワーズ・レフト(左方向の波)に突入し、いきなり空中技「エアリアル」をメイクし、9.53ポイントをマーク。これには会場も騒然となり、実況も以下のように驚きを示した。
「これは普通なら失敗するようなセクション。でもヤゴはやり遂げた。しかもノーグラブ(板を手で掴まず)で風のあるセクションに飛び込ぶなんて、とんでもないことだ」
その後、五十嵐も3連続ターンのコンビネーション技や縦のスライドからレイバック、ラウンドハウスと流れるようなライン取りを披露し、7点台の高得点を重ねるがリードを奪えず。最終的に五十嵐は1.86ポイント差で17.90ポイントのヤゴ・ドラに敗れた。
今季、2度目の準優勝となった五十嵐。ここまで第1戦に9位(3320ポイント)、第2戦は5位(4745ポイント)、第3戦は9位(3320ポイント)、第4戦は17位(1330ポイント)、第5戦は2位(7800ポイント)、第6戦は3位(6085ポイント)、第7戦は9位(3320ポイント)、そして今大会で準優勝(7800ポイント)を果たし、全体3位(36390ポイント)と世界ランキングの順位を上げている。
五十嵐は残りの3戦でどんなパフォーマンスを見せるのか。目の離せない戦いが続く。
構成●THE DIGEST編集部
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