元F1ドライバーで現在、スポーツ放送局『Sky』の解説者を務めるラルフ・シューマッハ氏はポッドキャスト番組『Backstage Boxengasse』に出演した際、同郷のニコ・ヒュルケンベルグ（キック・ザウバー）がマックス・フェルスタッペン（レッドブル）の良き相棒になるとの自論を明かした。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　シューマッハ氏は、レッドブルにとって、かねてからの課題となっているセカンドドライバー問題への解決策として、ヒュルケンベルグを挙げた。「誰かを軽んじるつもりはないが、キック・ザウバーはヒュルケンベルグ（が今季加入した影響）によってここ数年で最高のフィードバックを得ていると思う」とその豊富な経験がレースだけでなく、マシン開発にも生かされていると主張した。

　また同氏は続けて、フェルスタッペンと「良好な関係を築いている」点もレッドブルのセカンドシートに適している理由だとコメント。「フェルスタッペンは以前のチームメイトよりも彼を高く評価するだろう」と表彰台こそ立っていないものの、堅実に結果を残し続けてきたヒュルケンベルグを、王者も受け入れるはずだと述べた。

　2020年シーズンにはレッドブルの正ドライバー候補にも挙げられていたとされるヒュルケンベルグ。昨季わずか４ポイントで圧倒的最下位だったキック・ザウバーに移籍した今季、角田裕毅（レッドブル）の倍となる20ポイントを獲得してドライバーズランキング11位につけている。

　ヒュルケンベルグは今季、レッドブルのセカンドシートに求められている“マシンの改善と安定した走り”を見せており、シューマッハ氏の考えも一理あるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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