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紀平梨花がノーミスの演技で首位独走。故障で封印のトリプルルッツも華麗に決めた!坂本花織4位、樋口新葉5位でフリーへ【四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2020.02.06

4つの3回転ジャンプを完璧に決め、首位でフリーを迎える紀平。(C)Getty Images

4つの3回転ジャンプを完璧に決め、首位でフリーを迎える紀平。(C)Getty Images

 韓国・ソウルにて開催中の、フィギュアスケート『四大陸選手権2020』女子ショートプログラム(SP)が2月6日に行なわれ、日本勢は連覇を狙う17歳の紀平梨花が首位、坂本花織が4位、樋口新葉が5位につける順調なスタートを切った。

 SP最後の第4グループに、日本の紀平梨花、樋口新葉、坂本花織らが登場。韓国のユ・ヨン、イム・ウンスらアジアの強豪が出揃う中、滑走順18番目に登場したは紀平は、冒頭の3アクセルを余裕の着氷。3フリップ+3トゥループのコンビネーションジャンプ、そして、左足首の怪我で封印していた3ルッツを成功させる。ステップシークエンスやスピンも華麗に決め、すべてレベル4のノーミスの演技を見せると81.18点を叩き出し、首位につけた。

 ブレイディ・テネルが75.93で2位、キム・ヨナの後継者と呼ばれる韓国のユ・ヨンは、73.55の3位で、フリーを迎える。
 
 樋口新葉は、高さのある3ルッツ+3トゥループのコンビネーション、そして3フリップを見事に着氷し演目を終えるとガッツポーズ。力強い演技で72.95の4位。2年前の優勝者、坂本花織は序盤の3フリップ+3トゥループを決めると、流れのあるダイナミックな演技で魅了し、4位につけた。

 この大会はヨーロッパを除く、国と地域の選手が参加し、上位を争う国際大会で、アジア、オセアニア、アメリカ、アフリカ大陸の選手が集う。日本選手は過去10年のうち8回、昨年は紀平、一昨年は坂本花織が優勝している。

 フリーは2月8日の夜に行なわれる。樋口のトリプルアクセルの完成度や、坂本、紀平の4回転はあるのか等、各選手がそれぞれの挑戦を見せる戦いになっていくだろう。

【四大陸選手権女子SPの主な結果】
1位 紀平梨花(日本)       81.18
2位 ブレイディ・テネル(アメリカ)75.93 
3位 ユ・ヨン(韓国)       73.55
4位 坂本花織(日本)       73.07
5位 樋口新葉(日本)       72.95
6位 イム・ウンス(韓国)     68.40

構成●THE DIGEST編集部

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