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羽生結弦が世界最高111.82点で初の四大陸制覇へ首位発進!ジュニア王者の鍵山優真は自己ベストで5位に【四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2020.02.07

今大会からプログラムを変更した羽生が充実のパフォーマンスを披露。SPを首位で折り返した。(C)Getty Images

今大会からプログラムを変更した羽生が充実のパフォーマンスを披露。SPを首位で折り返した。(C)Getty Images

 フィギュアスケート『四大陸選手権2020』の男子ショートプログラム(SP)が7日、韓国・ソウルで行なわれ、日本勢が会心の演技を見せた。

 羽生結弦は世界最高記録の111.82点を叩き出し、同大会での初優勝に向けて首位スタート。先月のユース・オリンピックを制した鍵山優真が5位、友野一希は7位につけ、アメリカ代表として参加する樋渡知樹は8位に入った。

 心機一転、この大会から平昌五輪時のプログラムに変更して挑んだ羽生は、SPでショパン作曲『バラード第1番』の調べに乗せ、優雅な滑りを見せた。最初の4回転サルコーを着氷させさせると、4回転+3回転トゥループ、トリプルアクセルと次々にジャンプを決める。さらに、ステップやスピンなども完璧にまとめて伝説のプログラムを演じきり、会場のファンを熱狂させた。
 
 羽生は昨年のグランプリ・ファイナルでネイサン・チェンに敗れ、全日本選手権では宇野昌磨の後塵を拝した。その悔しさをバネに「今年は限界の5歩先へ!」という目標を立てている。SPでのパフォーマンスを見る限り、照準を合わせている3月の世界選手権に向け、状態は上がっている。演技後にはリンクに投げ入れられたプーさんの人形を自ら拾う余裕も見せるなど、心理面の充実も見て取れた。

 また、自己ベストの91.61点をマークした鍵山も好調だ。演技終了後には力強く拳を握るなど、自身の演技に手応えを得ている。昨年末の全日本選手権で3位に入った新鋭は、9日に行なわれるフリーでも驚きをもたらしてくれそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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