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モータースポーツ

レッドブル重鎮が、マクラーレンとの“明確な違い”を語る「小さなスライドがあっても、クルマが自然に修正する。我々の場合、常に綱渡りだ」

THE DIGEST編集部

2025.07.03

レッドブルのマシン「RB21」の扱いに苦労している角田。(C) Getty Images

レッドブルのマシン「RB21」の扱いに苦労している角田。(C) Getty Images

 モータースポーツ専門メディア『AUTOSPORT』は現地7月3日、F1レッドブルのヘルムート・マルコ顧問のコメントを紹介。オーストリアGPフリー走行1回目でマクラーレンから出走したアレクサンダー・ダンが公式セッションデビューながら4番手タイムを出した出来事を振り返り、自チームの現状と比較した。

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 マルコ氏は、トップタイムからわずか+0.224秒差、17番手の角田裕毅(レッドブル)から-0.496秒という好タイムを記録したダンの走りをオンボード映像で見て、マクラーレンとレッドブルの“マシンの差”を感じたという。

「彼(ダン)はあちこちでちょっとしたミスを犯していたけど、マクラーレンのマシンは小さなスライドがあっても、ほとんどクルマが自然に修正する。我々の場合、常に綱渡りのようなものなんだ。コースアウトするか、コース上に留まるかの間で常にギリギリのバランスを取らなければならない」

 マルコ氏はフリー走行3回目にレッドブルの両ドライバーがスピンを喫した場面を引き合いに出した。4連覇王者のマックス・フェルスタッペンでさえも扱いに苦労しており、それが新参の角田であればなおさらだと理解しているという。

 今回のダンの好成績は、マクラーレンのマシンがいかに「すぐに扱えるか」をマルコ氏に示していたと同メディア。さらに角田にとって難しいのは「グリッド上で最も扱いやすいマシンの一つ」を開発しているレーシングブルズから、その正反対の特性を持つレッドブルへ移籍した点だと指摘した。

 速さも安定感も兼ね備えているマクラーレンのマシン「MCL39」とフェルスタッペンのみが抑え込めるレッドブルのマシン「RB21」。ダンのポテンシャルが高いのはもちろん、燃料搭載量等の条件が異なるとはいえ、前者を走らせたダンと後者を走らせた角田の実力差がコンマ5秒ほどないのは、重鎮の目からも明らかだっただろう。

構成●THE DIGEST編集部

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