史上最高バトルが繰り広げられた。
7月6日、東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権は最終種目の女子100メートルハードル決勝が行なわれ、パリ五輪代表の田中佑美が12秒86で悲願の初優勝。中島ひとみとの僅差の争いを制した。日本記録保持者の福部真子が12秒93で3位。12秒73の参加標準記録の突破はかなわなかったが、手に汗握る大接戦に国立競技場は大興奮だった。
決勝に顔を揃えたハードラー9人中7人が自己ベスト12秒台を持つハイレベルの争い。好スタートを切った田中はスピードに乗りハードルを次々と飛び越える。終盤に中島が前に出たかと思われたが、田中が最後に意地をみせた。上位陣が大混戦となるフィニッシュに会場は騒然とした。
レース直後の速報値では、電光掲示板に田中が12秒851、中島が12秒852だった。結果が確定するまで、決勝を争った8人がトラックで円陣を組んで仲良く座る場面もあった。
順位が決まり田中の優勝がコールされると全員で祝福。モデルも務める二刀流ランナーが歴史に残る好レースを制した。
一方、10度目の出場で現役最多5度の優勝を誇る寺田明日香は6位(13秒09)でラストの日本選手権を終えた。今シーズン限りで第一線の競技会から退くことを表明している35歳のママさんランナーに会場からは労いの拍手が送られ、出場した選手全員が手をつないで声援に応えた。
▼女子100メートルハードル決勝 結果
優勝 田中佑美 12秒86
2位 中島ひとみ 12秒86
3位 福部真子 12秒93
4位 本田怜 13秒07
5位 島野真生 13秒08
6位 寺田明日香 13秒09
7位 清山ちさと 13秒10
8位 大松由季 13秒46
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
【画像】熱戦が繰り広げられている陸上日本選手権大会第2日を厳選ショットで特集!
【画像】自己ベストで決勝進出!日本選手権女子100mハードルで初優勝を目指す田中佑美を特集!!
7月6日、東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権は最終種目の女子100メートルハードル決勝が行なわれ、パリ五輪代表の田中佑美が12秒86で悲願の初優勝。中島ひとみとの僅差の争いを制した。日本記録保持者の福部真子が12秒93で3位。12秒73の参加標準記録の突破はかなわなかったが、手に汗握る大接戦に国立競技場は大興奮だった。
決勝に顔を揃えたハードラー9人中7人が自己ベスト12秒台を持つハイレベルの争い。好スタートを切った田中はスピードに乗りハードルを次々と飛び越える。終盤に中島が前に出たかと思われたが、田中が最後に意地をみせた。上位陣が大混戦となるフィニッシュに会場は騒然とした。
レース直後の速報値では、電光掲示板に田中が12秒851、中島が12秒852だった。結果が確定するまで、決勝を争った8人がトラックで円陣を組んで仲良く座る場面もあった。
順位が決まり田中の優勝がコールされると全員で祝福。モデルも務める二刀流ランナーが歴史に残る好レースを制した。
一方、10度目の出場で現役最多5度の優勝を誇る寺田明日香は6位(13秒09)でラストの日本選手権を終えた。今シーズン限りで第一線の競技会から退くことを表明している35歳のママさんランナーに会場からは労いの拍手が送られ、出場した選手全員が手をつないで声援に応えた。
▼女子100メートルハードル決勝 結果
優勝 田中佑美 12秒86
2位 中島ひとみ 12秒86
3位 福部真子 12秒93
4位 本田怜 13秒07
5位 島野真生 13秒08
6位 寺田明日香 13秒09
7位 清山ちさと 13秒10
8位 大松由季 13秒46
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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