日本女子ハードル界をけん引したレジェンドが最後の大舞台を終えた。
9月に開催する東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権(国立競技場)が7月6日に行なわれ、女子100メートルハードル決勝はパリ五輪代表の田中佑美が12秒86で初優勝。元日本記録保持者の寺田明日香は、自身ラストとなる同大会で13秒09の6位で終えた。
【画像】決着は1000分の3秒差!大激戦の日本選手権女子100mハードル決勝を特集!!
現役最多5度の優勝を誇り、10度目の出場となった日本選手権は歴史に残る激戦が予想された。事実、現日本記録保持者(12秒69)の福部真子を中心に12秒台を持つ選手が6人も決勝まで勝ち上がるハイレベルな構図となった。
好スタートを切ったのはパリ五輪に出場した田中。準決勝で自己ベスト(12秒80)を更新した勢いそのままハードルを華麗に飛び越える。終盤から7レーンの中島ひとみが猛追な追い込みで田中と並ぶようにゴール。福部も飛び込み大接戦での決着になり、寺田は伸びきれなかった。
当初は大型ビジョンに田中が1位と表示されたが、しばらくすると中島が1位に変更となり、観衆のどよめきが起きた。中島は驚いた表情で口元を抑えたが、寺田はすぐに抱擁して祝福。そのあと後方でゴールしたはずの寺田が3位、2位と表示されて現場は大混乱になる。周囲が騒然となるなか、35歳の寺田は明るい口調で後輩をなごます。彼女を中心に選手全員が輪になるようにトラックに座り込んで決着の行方を仲良く見守った。
しばらくすると田中が12秒852で1位、中島が12秒855で2位が確定。両者が抱き合い健闘を称えると、寺田をはじめ選手全員が拍手で祝福。最後は横になって8人が手をつないで観客の声援に応えるノーサイドで終えた。
9月に開催する東京世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権(国立競技場)が7月6日に行なわれ、女子100メートルハードル決勝はパリ五輪代表の田中佑美が12秒86で初優勝。元日本記録保持者の寺田明日香は、自身ラストとなる同大会で13秒09の6位で終えた。
【画像】決着は1000分の3秒差!大激戦の日本選手権女子100mハードル決勝を特集!!
現役最多5度の優勝を誇り、10度目の出場となった日本選手権は歴史に残る激戦が予想された。事実、現日本記録保持者(12秒69)の福部真子を中心に12秒台を持つ選手が6人も決勝まで勝ち上がるハイレベルな構図となった。
好スタートを切ったのはパリ五輪に出場した田中。準決勝で自己ベスト(12秒80)を更新した勢いそのままハードルを華麗に飛び越える。終盤から7レーンの中島ひとみが猛追な追い込みで田中と並ぶようにゴール。福部も飛び込み大接戦での決着になり、寺田は伸びきれなかった。
当初は大型ビジョンに田中が1位と表示されたが、しばらくすると中島が1位に変更となり、観衆のどよめきが起きた。中島は驚いた表情で口元を抑えたが、寺田はすぐに抱擁して祝福。そのあと後方でゴールしたはずの寺田が3位、2位と表示されて現場は大混乱になる。周囲が騒然となるなか、35歳の寺田は明るい口調で後輩をなごます。彼女を中心に選手全員が輪になるようにトラックに座り込んで決着の行方を仲良く見守った。
しばらくすると田中が12秒852で1位、中島が12秒855で2位が確定。両者が抱き合い健闘を称えると、寺田をはじめ選手全員が拍手で祝福。最後は横になって8人が手をつないで観客の声援に応えるノーサイドで終えた。