バレーボール

「悔しさはある」途中出場の女子バレー北窓絢音から漏れた本音。アクバシュ監督が教えてくれた自分の存在意義【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2025.07.15

途中出場ながら存在感を発揮する北窓。ブラジル戦では5得点を挙げた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 7月13日、バレーボールネーションズリーグ女子の予選ラウンド第3週・最終戦(千葉ポートアリーナ)が行なわれ、日本代表はブラジルにセットカウント0-3(17-25、18-25、20-25)で敗れた。
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 これまでの対戦成績は46勝95敗。序盤からブラジルの高さや速攻に苦戦した日本は、流れを変えようと途中からアウトサイドヒッターの北窓絢音を投入する。それでも、相手の勢いを止められず、最後まで反撃のきっかけを掴めなかった。

 今年、日本代表に初選出された北窓だが、「自分は何が良くて選ばれているのかあまり分かっていなかった」と自分の存在意義に疑問を抱いていたという。しかし、プレーを重ねていくうちに、「自分に何を求められているかがはっきりした」と答えを見つけたようだ。
 
「今日(のブラジル戦)もそうなんですけど、サーブレシーブやディフェンス面でフェロー(フェルハト・アクバシュ監督の愛称)に褒められることが多いので、そこは求められているなと」

 今大会では途中出場が続いており、ベンチから応援する立場とコートでプレーする立場の両方を経験している。「応援する側としては頑張ってほしいという気持ちだが、(コートに)入れない悔しさはもちろんある」と複雑な心境を吐露する。

 また、コートに立った際には「タイムの時とかにみんながいろんな情報をくれるので、そこで一回冷静になれるし、視野も広くなるからすごく助かる」と、チームメイトからのサポートがプレーに良い影響をもたらすとも語った。

 予選ラウンドを通算9勝3敗の3位で終え、ポーランドで開催される決勝ラウンド進出を果たした日本。北窓は、「いっぱい経験できたし、メンタル的にも結構変化があって、そこは良かった」と振り返り、「やっぱり冷静にいった方がうまくいっている。冷静さを欠かないようにしたい」と気を引き締めた。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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