今週末にF1第13戦のベルギーGPがスパ・フランコルシャンで開催され、レッドブルでは解任されたクリスチャン・ホーナー氏の後を受け継いだローラン・メキース氏の初陣を迎える。
2005年のF1参戦から続いてきた体制の変化であり、まさに新時代を迎えたオーストリア籍チームだが、マックス・フェルスタッペンは「ローランとともに仕事に取り組めるのが楽しみ」と語り、角田裕毅も「チームにとっては新たな時代の始まりとなるレースで、ローランと再びタッグを組めるのも嬉しいです。レーシングブルズではとても上手く連係できていたし、彼(メキース氏)の仕事の進め方もよく理解しています」と、期待を寄せている(レッドブルの公式サイトより)。
【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目! ここまでマクラーレンに大きく水をあけられ、苦戦しているレッドブルだが、とりわけ第3戦の日本GPからリアム・ローソンに代わってトップチームに昇格した角田は、ここまで7ポイントの獲得に止まり、直近の2戦では完走車のなかでは最下位という散々な結果に終わっているため、これを上昇の足掛かりとしたいところである。
この結果について、角田の実力不足に原因を求める者もいれば、「RB21」の扱いにくさを指摘する者もおり、後者では、これまでの体制下で維持されてきた「フェルスタッペンだけが力を発揮できる」方向性の変更を期待する声が少なくない。
2016~17年にルノーから出走した元F1ドライバーで、現在はコメンテーターを務めるイギリス人のジョリオン・パーマー氏は、『F1 Nation』のポッドキャストで、新たなチーム代表が日本人ドライバーの力を最大限に引き出す助けになれると考え、それこそが残りのシーズンにおけるフランス人チーム代表の「最も有効な時間の使い方」であると主張した(英国のF1専門サイト『F1 OVERSTEER』より)。
「おそらくそれが、現時点で彼(メキース代表)の最良の使い方だと思う。つまり、『なぜなのか?』を見極めることだ。同じ車が2台あって、片方のドライバーだけが好調で、もう一方がそうでないなら、その理由を理解しなければならない。レッドブルでさえ頭を抱えていた。『なぜ、誰もマックスに近づけないのか?』と。しかも今、新たにチーム代表になった人物が、これまでマックスとはこの役割で一緒に仕事をした経験がないのだ」
「クリスチャン(・ホーナー氏)は、マックスをチャンピオンに育ててきた。彼とともに歩んできて、タイトルも一緒に勝ち取った。一方、ローランは過去にツノダやリアムと仕事をしてきた人物だ。どちらかといえば、“アンダードッグ精神”を持っている。だから、きっとツノダに寄り添い、『俺と一緒に走っていた時は素晴らしかったじゃないか? 予選ではいつも3列目にいたじゃないか。今はどうしたというんだ?』って思っているはずだ」
このように指摘したパーマー氏は、「ローランは(レッドブルにおける)『セカンドドライバーの役割』をもっと理解しようとするだろう。これはきっと、プラスに働くと思う」とポジティブに展望するが、「もっとも、実際にそこから良いパフォーマンスを見つけ出せるかどうかは......それこそがチームにとって最大の難題だ」とも付け加えている。
いずれにせよ、角田が真の実力を発揮できていないというのが元F1ドライバーの見解であり、ここからレッドブルが彼のパフォーマンスをどれだけ引き出せるかが非常に興味深いところである。
2005年のF1参戦から続いてきた体制の変化であり、まさに新時代を迎えたオーストリア籍チームだが、マックス・フェルスタッペンは「ローランとともに仕事に取り組めるのが楽しみ」と語り、角田裕毅も「チームにとっては新たな時代の始まりとなるレースで、ローランと再びタッグを組めるのも嬉しいです。レーシングブルズではとても上手く連係できていたし、彼(メキース氏)の仕事の進め方もよく理解しています」と、期待を寄せている(レッドブルの公式サイトより)。
【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目! ここまでマクラーレンに大きく水をあけられ、苦戦しているレッドブルだが、とりわけ第3戦の日本GPからリアム・ローソンに代わってトップチームに昇格した角田は、ここまで7ポイントの獲得に止まり、直近の2戦では完走車のなかでは最下位という散々な結果に終わっているため、これを上昇の足掛かりとしたいところである。
この結果について、角田の実力不足に原因を求める者もいれば、「RB21」の扱いにくさを指摘する者もおり、後者では、これまでの体制下で維持されてきた「フェルスタッペンだけが力を発揮できる」方向性の変更を期待する声が少なくない。
2016~17年にルノーから出走した元F1ドライバーで、現在はコメンテーターを務めるイギリス人のジョリオン・パーマー氏は、『F1 Nation』のポッドキャストで、新たなチーム代表が日本人ドライバーの力を最大限に引き出す助けになれると考え、それこそが残りのシーズンにおけるフランス人チーム代表の「最も有効な時間の使い方」であると主張した(英国のF1専門サイト『F1 OVERSTEER』より)。
「おそらくそれが、現時点で彼(メキース代表)の最良の使い方だと思う。つまり、『なぜなのか?』を見極めることだ。同じ車が2台あって、片方のドライバーだけが好調で、もう一方がそうでないなら、その理由を理解しなければならない。レッドブルでさえ頭を抱えていた。『なぜ、誰もマックスに近づけないのか?』と。しかも今、新たにチーム代表になった人物が、これまでマックスとはこの役割で一緒に仕事をした経験がないのだ」
「クリスチャン(・ホーナー氏)は、マックスをチャンピオンに育ててきた。彼とともに歩んできて、タイトルも一緒に勝ち取った。一方、ローランは過去にツノダやリアムと仕事をしてきた人物だ。どちらかといえば、“アンダードッグ精神”を持っている。だから、きっとツノダに寄り添い、『俺と一緒に走っていた時は素晴らしかったじゃないか? 予選ではいつも3列目にいたじゃないか。今はどうしたというんだ?』って思っているはずだ」
このように指摘したパーマー氏は、「ローランは(レッドブルにおける)『セカンドドライバーの役割』をもっと理解しようとするだろう。これはきっと、プラスに働くと思う」とポジティブに展望するが、「もっとも、実際にそこから良いパフォーマンスを見つけ出せるかどうかは......それこそがチームにとって最大の難題だ」とも付け加えている。
いずれにせよ、角田が真の実力を発揮できていないというのが元F1ドライバーの見解であり、ここからレッドブルが彼のパフォーマンスをどれだけ引き出せるかが非常に興味深いところである。




