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ババリアンオープン、男子シングルで16歳・佐藤駿が初優勝!3位に18歳・木科雄登と日本人ふたりが表彰台

THE DIGEST編集部

2020.02.10

ドイツでシニアとして参加し、優勝を飾った佐藤。 (C) Getty Images

ドイツでシニアとして参加し、優勝を飾った佐藤。 (C) Getty Images

 ドイツのオーベルスドルフで行なわれている、国際スケート連盟(ISU)が認める国際B級大会のババリアンオープンは現地時間10日、男子シングルのフリーが行なわれ、日本から参加した16歳の佐藤駿が優勝した。

 佐藤は2018年に同大会のジュニア部門で3位という結果を残している。今年はシニア部門で参加し、SPでは82.18点を獲得。首位となり、翌日のフリーに臨んだ。

 演目は全日本選手権でも演じた『ロミオとジュリエット』。冒頭に予定していた4回転ルッツは回転不足となったが、続く4回転+3回転トゥループ、4回転トゥループを着氷させると、ダイナミックに氷上を舞った。

 その後はトリプルアクセル+2回転トゥループ、トリプルアクセルを耐え、3回転フリップは踏切りでわずかなミスが。だが、最後の3回転ループ+シングルオイラー+3回転サルコーをスムーズに着氷させ、スピードのあるスピンで締めた。
 
 結果は160・13点。総合では242・31点で首位となり、2位に31・6ポイント差をつけて優勝を決めた。

 また、3位には木科雄登が入った。木科はSP3位(72・08点)で折り返したが、フリーでは冒頭のトリプルアクセルなどのジャンプに乱れが。それでも後半は立て直し、129・72点を獲得。総合201・80点で、銅メダルに輝いている。

 昨年に行なわれたジュニア・グランプリファイナルで優勝し、全日本選手権はシニアに混じって5位で終えた佐藤。次に挑むのは、3月にエストニアで開催される世界ジュニア選手権だ。

 四大陸選手権に抜擢され、3位という結果を残した鍵山優真とともに、世界の頂点を目指す。
 
構成●THE DIGEST編集部
 
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