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格闘技・プロレス

仙女YUNAに“スターダム若手戦線への参入”を要求… ジュニア王者・さくらあやが突き付けた条件に含まれた思いとは?

橋本宗洋

2025.07.28

3月にジュニア王座に就いたさくらあや。7月19日にはYUNAとの防衛戦に勝利した。写真:橋本宗洋

3月にジュニア王座に就いたさくらあや。7月19日にはYUNAとの防衛戦に勝利した。写真:橋本宗洋

 スターダムを筆頭に女子プロレスの人気、話題性が高まり続けている。リング上の闘いを牽引するのは上谷沙弥、Sareee、橋本千紘といった個性的かつ実力ある選手たち。

 同時に見逃せないのは、若手戦線の充実だ。ここ数年の女子プロレスは(男子もだが)新人のデビューラッシュとも言える状態。スターダムにはキャリア3年未満の選手が11人所属している。男子、女子ともにプロレス人気が高まり、それを見てファンになった女性が入門するというパターンも増えてきた。

 新人王座や若手興行を設けている団体も多く、それだけライバル争いも激しい。センダイガールズ(仙女)は若手による「じゃじゃ馬トーナメント」を開催。また最近は橋本主宰で若手のレスリング練習会を行うなど育成に力を入れている。

 じゃじゃ馬トーナメントで準優勝、3月にジュニア王座を獲得したのがスターダムのさくらあやだ。HANAKOと同期で2023年の3月デビュー。その年の7月からケガで長期欠場を経験したが、復帰すると仙女での闘いに活路を見出した。

 
 7月19日の仙女・後楽園ホール大会ではジュニア王座2度目の防衛戦でYUNAと対戦。前回の防衛戦も同じカードだった。

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 仙女所属として団体にベルトを取り戻したいYUNAはドロップキックの連打、足4の字固めでさくらを追い込んだが、最後は空手ベースの蹴りからジャーマン・スープレックスで王者が防衛。試合後、さくらはYUNAにスターダム若手戦線への参入を要求した。

 何度も挑戦しながらあと一歩及ばないYUNAに、スターダムの若手に勝って実績を作ってから挑戦してこいというわけだ。たださくらとしては“条件”を突きつけただけではなかった。

 試合後に話を聞くと、勝因は「場数の違い」だったとさくら。スターダムの試合数の多さはもちろん、若手同士で切磋琢磨してきた経験も大きいという。

「私は(スターダム勢とYUNA)どっちも応援してる」

 そう語るさくら。仙女のベルトを巻いているという責任感が強く、また選手としてスターダムだけでなく仙女のリングで磨かれたという意識も。橋本主宰のレスリング合同練習にも、とりわけ熱心に取り組んでいる。じゃじゃ馬トーナメント開始前に行われた、参加選手の合同練習にも刺激を受けたそうだ。

「(スパーリングで)橋本さんに『ちゃんと相手に乗らないとカウントしないからね』と言われたのを覚えてます。基本的なことも疲れてくると形が崩れたりするので、そこをおろそかにしちゃダメだなって」
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